Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

PMU (PLL ベース、正相) のベンチマーク

この例では、ベンチマーク回路でのフェーザ測定ユニット PMU (PLL ベース、正相) の使用方法を説明します。

説明

PMU (PLL ベース、正相) ベンチマーク モデルは、入力信号内に一連のイベント (不均衡な条件、高調波、周波数変調) を含む三相信号の正相成分を計算します。

これにより、シミュレーション中に入力信号が変化しても、PMU (PLL-Based, Positive-Sequence) ブロックが正確な振幅、位相、周波数を出力することが示されます。

シミュレーション

[モデル コンフィギュレーション パラメーター] で、シミュレーション タイプとして [可変ステップ]、ソルバーとして [自動 (ソルバーの自動選択)] を選択します。

シミュレートされた一連のイベントは以下のとおりです。

1. t = 0: 正相電圧 = 1 pu、位相 0 度

2. 0.2 秒 < t < 0.4 秒: 正相電圧は 0 pu に低下

3. t > 0.5 秒: 正弦波周波数変調 (58/62 Hz 周波数 =1 Hz)

4. 1 秒 < t < 1.5 秒: 不平衡な条件の追加 (0.4 pu の逆相と 0.3 pu の零相、高調波なし)

5. t = 1.75 秒: -90 度の位相シフト

6. t > 2 秒: 不平衡のない高調波条件の追加 (第 3 高調波 20% + 第 4 高調波 30%)

レポート レート係数とサンプリング レートを変更します。スコープに表示される波形の形状を比較します。

最後に、周波数、振幅、位相の基準信号 (マゼンタ) と PMU 信号 (黄) を比較します。