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低ノイズ アンプ

この例では、典型的な低ノイズ オーディオ アンプ回路を示します。抵抗器 R2 は、アンプの全体的なゲインを安定化させるための負のフィードバックを提供し、トランジスタの開ループ順伝達ゲインから独立させます。回路のゲインは、およそ (R1+R2)/R1 = 101 と定義されます。シミュレーションは、回路が安定した操作点に落ち着くために数秒間かかることと、出力が当初は切り捨てられていることを示しています。線形化をサポートするため、入力 u と出力 y が含まれています。

このモデルを使用して、システムの周波数応答を取得できます。モデルが定格操作点に沿って線形化されるように、Solver Configuration ブロック オプション [定常状態からシミュレーションを開始] を有効にする必要があります。MATLAB® コマンド linmod を使用して、モデルを線形化できます。

Simulink Control Design をお持ちの場合は、モデル LowNoiseAmplifier を開きます。[アプリ] タブの [制御システム] で、[モデル線形化器] をクリックします。モデル線形化器の [線形解析] タブの [線形化] セクションで、[ボード線図] をクリックします。Simulink ラインを右クリックし、[線形化のポイント] を選択することで、線形化のポイントを定義します。

モデル

Simscape ログからのシミュレーション結果

このプロットは、アンプとコンデンサの電圧を示しています。ゲインは約 100 です。視覚的に比較するため、アンプのサブプロットでは、シミュレーションの最後の 10 期間のみが示されています。コンデンサのサブプロットに示されているように、コンデンサの充電のため、回路が安定した操作点に落ち着くまでには数秒間かかります。

周波数応答