Synchronous Machine とコントローラーの初期化
Simscape™ Electrical™ ソフトウェアでは、同期機の定常状態での電力値および電圧値を指定できます。指定した値に基づいて、マシン ブロックは、この定常状態を実現するために必要な初期の界磁回路および回転子の入力値を計算します。定常状態でマシンを起動することで、シミュレーションで予期しない過渡的な影響が生じなくなります。
負荷回路に必要な電力および電圧特性を計算します。
ダイアログ ボックスの [初期条件] タブで、[初期化を指定] を
[電力および電圧出力]
に設定します。必要な電力値および電圧値を入力し、[OK] をクリックします。
マシン ブロックを右クリックし、[Electrical] 、 [関連付けられた初期条件を表示] を選択します。
Simscape Electrical Power Systems が、定常状態でマシンを起動するために必要な界磁回路端子および回転子端子の値を計算し、MATLAB® コマンド ウィンドウに表示します。
これらの値を使用して、同期機の界磁回路端子および回転子端子に接続されているブロックのパラメーターを入力します。
メモ
[初期化を指定] を [機械的状態と磁性状態]
に設定すると、Simulink® はマシンに関連付けられた初期条件を計算しません。