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Motor-CAD からの IPMSM 鎖交磁束データのインポート

この例では、モーター設計を Motor-CAD から Simscape™ にインポートする方法を示します。

鎖交磁束データ

この例では Motor-CAD から鎖交磁束をインポートする 2 つの方法を説明します。最初の方法では、Motor-CAD の飽和と損失のマップのエクスポート ユーティリティを使用して、鎖交磁束と鉄損のデータを MATLAB® データ ファイルにエクスポートします。IPMSMFluxFromMotorCADSaturationLossMap.m スクリプトで、この最初の方法を実装します。2 番目の方法では、Motor-CAD の ActiveX インターフェイスを使用してデータを抽出します。IPMSMFluxFromMotorCADData.m で、この 2 番目の方法を実装します。

モデル

このテストでは、それぞれの巻線位相が 1 メガオームの抵抗器に接続されています。中性点端子は電気接地に接続され、非ゼロのゼロシーケンス電流が許容されます。これによって、逆起電力に第 3 高調波が現れます。A 相と Park の座標軸の磁束の両方が Motor-CAD からエクスポートされますが、より高い高調波がシミュレーション結果に表れるようにするには、A 相のデータを使用する必要があります。

Simscape ログからのシミュレーション結果

以下のプロットは、シミュレートされた開回路電圧を示しています。固定の逆起電力定数をもつ単純化された PMSM モデルを使用した場合には捉えられていない、非線形逆起電力プロファイルに注意してください。

リアルタイム シミュレーションの結果

この例は、Intel® 3.5 GHz i7 マルチコア CPU を搭載した Speedgoat Performance リアルタイム ターゲット マシンでテストされました。このモデルは、200 マイクロ秒のステップ サイズでリアル タイム実行できます。