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Moving Average

移動平均の値の計算

  • Moving Average block

ライブラリ:
Simscape / Electrical / Control / General Control

説明

Moving Average ブロックは、入力信号の移動平均の値を計算します。このブロックは、高周波数信号の成分をフィルター処理する場合やノイズ信号を平滑化する場合に使用します。

方程式

移動平均は移動時間枠に基づいて計算されます。連続時間の移動平均は次のように計算されます。

u¯=1T0t0t0+T0u(t)dt,

ここで、

  • u(t) は入力信号です。

  • 1f

  • f は信号の基本周波数です。

離散時間の移動平均は次のように計算されます。

u¯(k)=1T0i=0n1u(ki).

メモ

このブロックを連続時間演算に使用し、[サンプル時間 (継承は -1)] パラメーターを 0 に設定する場合は、[バッファー サイズ] パラメーターも指定して、移動時間枠をカバーしていることを確認してください。

仮定

  • 出力が時間間隔 [0, T0] に初期条件で初期化される

端子

入力

すべて展開する

入力信号。

データ型: single | double

出力

すべて展開する

入力信号の移動平均。

データ型: single | double

パラメーター

すべて展開する

信号の基本周波数 (Hz)。ベクトルを使用して基本周波数を指定する場合は、入力ベクトルの次元と一致しなければなりません。

入力信号の初期値。

バッファーのサイズ。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[サンプル時間 (継承は -1)]0 に設定します。

連続するブロック実行間の時間間隔。実行時に、ブロックは出力を生成し、必要に応じて内部状態を更新します。詳細については、サンプル時間とはサンプル時間の指定を参照してください。

継承される離散時間演算の場合は、このパラメーターを -1 に設定します。離散時間演算の場合は、このパラメーターを正の整数に設定します。連続時間演算の場合は、このパラメーターを 0 に設定します。

このブロックがマスク サブシステム内、または連続演算と離散演算の切り替えをサポートするバリアント サブシステム内にある場合は、このパラメーターをプロモートして、ブロックの実装が連続と離散の間で確実に正しく切り替わるようにします。詳細については、マスクにおけるブロック パラメーターのプロモートを参照してください。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2018b で導入