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Controlled Current Source (Three-Phase)

理想的な三相制御電流源

  • Controlled Current Source (Three-Phase) block

ライブラリ:
Simscape / Electrical / Sources

説明

Controlled Current Source (Three-Phase) ブロックは、ソースにかかる電圧に関係なく、指定の通過電流を維持するのに十分強力な、理想的な三相電流源を表します。出力電流は [ia ib ic] = S です。ここで、S は物理量信号端子で示される数値を含むベクトルです。

次の図は、Controlled Current Source (Three-Phase) ブロックの展開実装の等価回路を示しています。

Controlled Current Source (Three-Phase) ブロックを電気駆動装置の抽象化された電流コントローラーとして使用するには、出力電流の保存端子を電動機に直接接続します。

このブロックの入力タイプを選択するには、[入力タイプ] パラメーターを [瞬時] または [正弦波の振幅と位相シフト] に設定します。[瞬時] を選択した場合、このブロックは時間シミュレーション モードでのみ機能します。[正弦波の振幅と位相シフト] を選択した場合は、このブロックは時間シミュレーション モードと周波数と時間シミュレーション モードの両方で機能します。詳細については、周波数と時間シミュレーション モードを参照してください。

展開三相端子をもつ実装にアクセスするには、ブロックをダブルクリックし、[モデリング オプション] パラメーターを [展開三相端子] に設定します。

端子

入力

すべて展開する

制御信号に関連付けられた物理量信号入力端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[入力タイプ][瞬時] に設定します。

実効値電流に関連付けられた物理量信号入力端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[入力タイプ][正弦波の振幅と位相シフト] に設定します。

位相シフト (ラジアン単位) に関連付けられた物理量信号入力端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[入力タイプ][正弦波の振幅と位相シフト] に設定します。

保存

すべて展開する

中性相に関連付けられた電気量保存端子。

展開可能な三相端子

依存関係

この端子を有効にするには、[モデリング オプション][複合三相端子] に設定します。

a 相出力電流に関連付けられた電気量保存端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[モデリング オプション][展開三相端子] に設定します。

b 相出力電流に関連付けられた電気量保存端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[モデリング オプション][展開三相端子] に設定します。

c 相出力電流に関連付けられた電気量保存端子。

依存関係

この端子を有効にするには、[モデリング オプション][展開三相端子] に設定します。

パラメーター

すべて展開する

複合三相端子と展開三相端子のどちらをモデル化するか。

複合三相端子は、3 つの電気量保存端子をもつ単一のブロック端子です。複合三相端子を使用して、単線結線図に対応する三相の電気システムのモデルを作成することができます。

複合三相端子は他の複合三相端子にのみ接続できます。

物理量信号入力のタイプ。次のいずれかを選択します。

  • 瞬時 — 出力電流 [ia ib ic] が入力端子 S の値と等しくなります。

  • 正弦波の振幅と位相シフト — 出力電流が以下と等しくなります。

    ia=(2I)sin(2πFrated+ph)ib=(2I)sin(2πFrated+ph2π3)ic=(2I)sin(2πFrated+ph+2π3)

定格電気周波数。このパラメーターの値は、モデル内に他の正弦波ソースが存在する場合は、それらの定格電気周波数の値と等しくなければなりません。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[入力タイプ][正弦波の振幅と位相シフト] に設定します。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2018b で導入