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単相非同期機の直接トルク制御

この例では、単相非同期機 (ASM) をベースとする電気駆動装置において、直接トルク制御を使用して回転子の速度を制御する方法を説明します。理想的なトルク源が負荷を提供します。Control サブシステムはカスケード制御構造を使用します。外側の PI ベースの速度制御ループは、内側のループの直接トルク制御アルゴリズムに対し、トルクと磁束の指令値を提供します。単相 ASM は、H ブリッジによって電力を供給されます。Scopes サブシステムには、シミュレーション結果を確認できるスコープが含まれています。

モデル

Simscape ログからのシミュレーション結果

以下のプロットは、テストで要求された速度と測定された速度、および電気駆動装置の固定子電流を示しています。

以下のプロットは、テストで要求されたトルクと測定されたトルク、および電気駆動装置の要求磁束と推定磁束を示しています。

リアルタイム シミュレーションの結果

この例は、Intel® 3.5 GHz i7 マルチコア CPU を搭載した Speedgoat Performance リアルタイム ターゲット マシンでテストされました。このモデルは、20 マイクロ秒のステップ サイズでリアル タイム実行できます。