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Mechanics Explorer

マルチボディ モデルの可視化と確認

説明

Mechanics Explorer アプリは、マルチボディ モデルを可視化して確認できる Silicon Graphics OpenGL® API をベースとした Simscape™ Multibody™ のツールです。このツールは、モデルを表示するための可視化ペイン、モデルの階層構造を確認するためのツリー ビュー ペイン、および個々のコンポーネントのパラメーターを調べるためのプロパティ ペインで構成されます。

可視化ペインは対話型であり、モデルの視点を操作できます。モデルの回転、ロール、パン、ズームによって、そのコンポーネントをさらに明確に表示できます。等角投影、正面、側面、上面などの事前設定された視点をリストから選択することもできます。ビュー操作ツールにアクセスするには、Mechanics Explorer の [View] メニューを使用します。

ビュー操作の詳細については、可視化の視点の操作を参照してください。

Camera Manager ツールでは、移動する視点をもつ動的カメラを作成、編集、削除できます。離散再生時間でカメラの視点を対話的に設定 ([Keyframes] モード) したり、カメラをモデル内の座標系に拘束 ([Tracking] モード) したりできます。Camera Manager を開くには、Mechanics Explorer のメニュー バーで、[Tools][Camera Manager] を選択します。

動的カメラの詳細については、動的カメラの作成を参照してください。

Video Creator ツールでは、マルチボディのアニメーションからビデオを構成および作成できます。ビデオのフレーム レート、フレーム サイズ、再生速度比、およびファイル形式を設定できます。Video Creator は、[Create] ボタンをクリックした瞬間のモデルのアニメーションをアクティブな可視化タイルに表示されているとおりにキャプチャします。Video Creator を開くには、Mechanics Explorer のメニュー バーで、[Tools][Video Creator] を選択します。

ビデオ作成の詳細については、モデルのアニメーション ビデオの作成を参照してください。

Mechanics Explorer アプリを開く

可視化するモデルを更新またはシミュレートします。既定では、Mechanics Explorer が自動的に開き、対応するモデルの可視化が表示されます。可視化では、モデルの更新時は初期のモデル コンフィギュレーション、モデルのシミュレーション時は動的なアニメーションが表示されます。Mechanics Explorer が開かない場合は、モデルの自動可視化が有効になっていることを確認します。

  1. [モデル化] タブで、[モデル設定][モデル設定] を選択します。

  2. [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの左側のペインで、[Simscape Multibody][エクスプローラー] を選択します。

  3. [モデルの更新時またはシミュレーション時に Mechanics Explorer を開く] チェック ボックスをオンにします。

制限

Mac では、モデルに多数の三角形または頂点を含むジオメトリがある場合、アプリは低フレーム レートで実行されます。

この問題を軽減するには、以下を行います。

  • Extruded Solid ブロックまたはRevolved Solidブロックで、断面の点の数を減らします。

  • File Solid ブロックで、頂点の数の少ない CAD ファイルを使用します。

バージョン履歴

R2012a で導入