簡単な気体モデル
この例では、単純な開ループの気体モデルを作成します。モデルは、2 つのタンク間の局所的制限で構成されます。局所的制限はバルブまたはオリフィスを表します。タンク ブロックは、局所的制限の境界条件を設定します。
タンク ブロックは、圧力と温度の境界条件を設定するのに役立ちます。圧力と温度の境界条件を時間と共に変化させる場合は、制御されたタンク ブロックを使用します。
完成したモデルを開くには、MATLAB® コマンド ウィンドウで「ssc_gas_tutorial_step1
」と入力します。
このモデルを作成するには以下を行います。
MATLAB コマンド ウィンドウで以下のように入力します。
ssc_new
メモ
Simulink® エディターでは、モデルのブロック線図内の自動生成ブロック名は既定で非表示になっています。非表示になっているブロック名を学習用に表示するには、[自動ブロック名の非表示] チェック ボックスをオフにします。詳細については、Configure Model Element Names and Labelsを参照してください。
Simulink-PS Converter ブロックを削除します。
ブロック線図を見やすくするために、PS-Simulink Converter ブロックを右クリックし、コンテキスト メニューから [書式設定]、[ブロック名を表示]、[オフ] を選択します。
以下のブロックを追加します。
ブロック名 ライブラリ 数 Local Restriction (G) Gas/Elements 1 Reservoir (G) Gas/Elements 2 Gas Properties (G) Gas/Utilities 1 Flow Rate Sensor (G) Gas/Sensors 1 タンク ブロックの名前を変更し、ブロック線図に示すように各ブロックを接続します。
Downstream Reservoir ブロックは標準大気条件のままにします。
Upstream Reservoir ブロックを、指定された 0.12 MPa の圧力と 400 K の温度をもつように変更します。
モデルをシミュレートします。制限を介した質量流量は約 0.13 kg/s です。