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モーターの熱回路

この例では、集中定数モデルを使ってブラシレス サーボモーターの熱挙動のシミュレーションを実行する方法を説明します。固定子の鉄のスタック、固定子巻線および回転子における電力損失のため発生する熱は、固定子の鉄の損失 (Q_Iron)、巻線の電力損失 (Q_Wind) および磁化電流と渦電流による回転子の損失 (Q_Rotor) の 3 つの熱流源によって表されます。これらの損失はモーターの通常サイクルのシミュレーション中に記録されて motor_losses.mat ファイルに保存されます。モーターの熱回路は、熱伝導、熱質量および対流熱伝達の各ブロックで構成されます。これらのブロックは、モーターのパーツ (巻線、固定子の鉄、モーターのケース、回転子、前面と背面のベアリング プレートおよびモーター取り付けフランジ) における熱経路を再現します。モーターは、ケース、フランジおよび背面のベアリング プレートがそれぞれ空気と接することにより、空気と熱交換を行います。周囲の条件は、理想的な温源を 300 K に設定してシミュレートされています。

モデル

Simscape ログからのシミュレーション結果