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tocBytes

ticBytes の呼び出し後に転送されたバイト数を読み取る

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    構文

    tocBytes(pool)
    bytes = tocBytes(pool)
    tocBytes(pool,startState)
    bytes = tocBytes(pool,startState)

    説明

    例

    tocBytes(pool) は、ticBytes の呼び出し後に転送されたバイト数を読み取ります。この関数は、ticBytes が最後に実行されてから、並列 pool 内の各ワーカー間で転送された合計バイト数を表示します。

    並列プール内のワーカー間で転送されたデータの量を測定するには、関数 ticBytes (pool) と関数 tocBytes (pool) を共に使用します。ticBytes および tocBytes は、parfor、spmd、parfeval などの並列言語の構成や関数の実行時に使用できます。ticBytes および tocBytes を使用してデータの転送量を減らし、コードを最適化します。

    例

    bytes = tocBytes(pool) は、並列 pool 内の各ワーカー間で転送されたバイト数を返します。

    例

    tocBytes(pool,startState) は、ticBytes コマンドが startState を生成した後に並列 pool 内で転送された合計バイト数を表示します。

    例

    bytes = tocBytes(pool,startState) は、ticBytes コマンドが startState を生成した後に並列 pool 内の各ワーカー間で転送されたバイト数を返します。

    例

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    tocBytes(gcp,startS) を使用して、転送されたデータの量を測定します。

    a = 0;
b = rand(100);
startS = ticBytes(gcp);
parfor i = 1:100
    a = a + sum(b(:, i));
end
tocBytes(gcp,startS)
    Starting parallel pool (parpool) using the 'Processes' profile ... 
connected to 4 workers.

             BytesSentToWorkers    BytesReceivedFromWorkers
             __________________    ________________________

    1            42948              7156                   
    2            36548              7156                   
    3            27500              4500                   
    4            27500              4500                   
    Total    1.345e+05             23312

    各ワーカーで実行するループ反復数が異なる可能性があるため、ワーカーの転送バイト数が異なることがあります。

    bytes = tocBytes(gcp) を使用して、転送されたデータの量を測定します。

    ticBytes(gcp);
spmd
    rand(100);
end
bytes = tocBytes(gcp)
    bytes =

       13448        1208
       13448        1208
       13448        1208
       13448        1208

    各ワーカーではループが同数回反復されるため、ワーカーが転送するバイト数は同一です。

    for ループ内に入れ子にされた parfor ループの実行中に転送されたバイト数の、最小値と平均値を測定します。

    REPS = 10;   
minBytes = Inf;   
ticBytes(gcp);  % ticBytes, pair 1

for ii=1:REPS
   a = 0;
   b = rand(100);
   startS = ticBytes(gcp)  % ticBytes, pair 2  
   parfor i = 1:100
       a = a + sum(b(:, i));
   end
   bytes = tocBytes(gcp, startS)  % tocBytes, pair 2  
   minBytes = min(bytes, minBytes)
end

averageBytes = tocBytes(gcp)/REPS  % tocBytes, pair 1

    for ループ内に parfor を入れ子にすると、オーバーヘッドにより低速になることがあります。入れ子にされた for ループから parfor ループへの変換を参照してください。

    入力引数

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    並列プール。parallel.ProcessPool オブジェクトまたは parallel.ClusterPool オブジェクトとして指定します。

    プロセス プールまたはクラスター プールを作成するには、parpool を使用します。

    例: pool = parpool('Processes');

    開始状態。ticBytes(pool) により返されます。

    例: startState = ticBytes(gcp);

    出力引数

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    転送バイト数。numWorkers 行 2 列のサイズの行列として返されます。この行列には、並列プール内の各ワーカー間で転送されたバイト数が含まれます。bytes は、見出しなしでバイト単位での値を返します。コマンド ウィンドウ出力で Sent と Received の見出し、ワーカー数およびバイト単位での値を表示するには、出力引数を指定せずに tocBytes(pool) を使用します。

    例: bytes = tocBytes(pool);

    バージョン履歴

    R2016b で導入

    参考

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