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untar

ファイルの内容の解凍

説明

untar(tarfilename) は、アーカイブされた tarfilename の内容を現在のフォルダーに解凍します。このとき、各ファイルの属性とタイムスタンプは保持されます。untar を使用すると、ローカル システムのファイル、またはインターネット URL のファイルを解凍することができます。

同じ名前のファイルが存在し、そのファイルが読み取り専用でない場合、MATLAB® により上書きされます。Microsoft® Windows® プラットフォームでは、MATLAB は非表示属性、システム属性、アーカイブ属性を設定しません。

untar(tarfilename,outputfolder) はアーカイブされた tarfilename の内容を outputfolder に解凍します。outputfolder が存在しない場合、MATLAB により作成されます。

filenames = untar(___) は、解凍されたファイルの名前を含む文字ベクトルの cell 配列を返します。この構文では、前述の構文の入力引数を任意に組み合わせて使用できます。

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tar ファイルを作成してから、backup フォルダーに解凍します。

現在のフォルダーにあるすべてのプログラム ファイルの tar ファイルを作成します。

tar('myfiles.tar.gz',{'*.m','*.mlx'});

myfiles.tar.gzbackup フォルダーに解凍します。

programFiles = untar('myfiles','backup')
programFiles = 1x3 cell
    {'backup/myfile1.m'}    {'backup/myfile2.m'}    {'backup/ExtractTarFileToNewFolderExample.mlx'}

URL からアーカイブ ファイルをローカル フォルダーにダウンロードして解凍します。

アーカイブ ファイル example.tar.gz が URL http://example.com/example.tar.gz に保存されているとします。そのファイルを example フォルダーにダウンロードして解凍します。

url = 'http://example.com/example.tar.gz';
gunzip(url, 'example');
untar('example/example.tar','example');

入力引数

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解凍元の tar ファイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。tarfilename に拡張子がない場合、MATLAB は tarfilename.tgz.tar.gz または .tar を追加して検索します。.tgz または .gz 拡張子を指定した場合、untargunzip を使用して、指定したファイルを解凍します。

tarfilename は、絶対パスとして、または現在のフォルダーに対する相対パスとして指定できます。

tarfilename が URL の場合、tarfilename はプロトコル タイプ (http:// など) を含んでいなければなりません。MATLAB はその URL をシステムの一時フォルダーにダウンロードし、クリーンアップ時に削除します。

データ型: char | string

ファイルの解凍先フォルダー。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

データ型: char | string

出力引数

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解凍されたファイルの名前。文字ベクトルの cell 配列として返されます。outputfolder で相対パスを指定した場合、filenames には相対パスが格納されます。outputfolder で絶対パスを指定した場合、filenames には絶対パスが格納されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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参考

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