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uislider
スライダーまたは範囲スライダー コンポーネントを作成する
構文
説明
は、標準スライダーを新しい Figure ウィンドウ内に作成し、sld
= uisliderSlider
オブジェクトを返します。MATLAB® は関数 uifigure
を呼び出してこの Figure を作成します。
は指定されたスタイルのスライダーを作成します。標準ツリーではなく、範囲スライダーを作成するには、sld
= uislider(style
)style
を "range"
に指定します。
は、前述の構文の入力引数の任意の組み合わせに加え、1 つ以上の名前と値の引数を使用して sld
= uislider(___,Name,Value
)Slider
プロパティを指定します。たとえば、uislider("Value",50)
は値 50 を指定してスライダーを作成します。
例
スライダーの作成
範囲スライダーの作成
垂直スライダーの作成
スライダーのプロパティの設定とアクセス
UI Figure 内にスライダーを作成します。スライダーの値を 50 に設定します。
fig = uifigure;
sld = uislider(fig,"Value",50);
現在のスライダーの範囲を調べます。
limits = sld.Limits
limits = 1×2
0 100
スライダーの範囲を変更し、値を 35 に設定します。
sld.Limits = [-50 50]; sld.Value = 35;
スライダーの目盛りの構成
UI Figure 内にスライダーを作成します。
fig = uifigure; sld = uislider(fig);
スライダーの外観をカスタマイズします。温度 (華氏の度数) に対応するように範囲および大目盛りを更新して、小目盛りを削除します。
sld.Limits = [32 212];
sld.MajorTicks = [32 100 150 212];
sld.MajorTickLabels = sld.MajorTicks + "°F";
sld.MinorTicks = [];
移動後のスライダーのつまみに対するコードの応答
スライダーとゲージをもつアプリを作成します。アプリ ユーザーがスライダーのつまみを移動してマウス ボタンを離すと、ゲージの針がそのスライダー値を反映するように更新されます。
sliderApp.m
という名前のファイルで、アプリを実装する関数を作成します。
UI Figure およびグリッド レイアウト マネージャーを作成してアプリをレイアウトします。
グリッド レイアウト マネージャーでゲージとスライダーを作成します。
スライダーの値に一致するようにゲージの値を変更する
updateGauge
という名前のコールバック関数を作成し、その関数をスライダーのValueChangedFcn
コールバック プロパティに割り当てます。コールバックの詳細については、プログラムで作成したアプリ用のコールバックの作成を参照してください。
function sliderApp fig = uifigure("Position",[100 100 300 250]); g = uigridlayout(fig); g.RowHeight = {'1x','fit'}; g.ColumnWidth = {'1x','fit','1x'}; cg = uigauge(g); cg.Layout.Row = 1; cg.Layout.Column = [1 3]; sld = uislider(g, ... "ValueChangedFcn",@(src,event)updateGauge(src,event,cg)); sld.Layout.Row = 2; sld.Layout.Column = 2; end function updateGauge(src,event,cg) cg.Value = event.Value; end
関数 sliderApp
を実行し、スライダーのつまみを移動します。つまみを離すと、ゲージの値が更新されます。
sliderApp
移動中のスライダーのつまみに対するコードの応答
プロットと範囲スライダーをもつアプリを作成します。アプリ ユーザーがスライダーのいずれかのつまみを移動すると、プロットの影付き領域が更新され、範囲スライダーの値が反映されます。
rangeSliderApp.m
という名前のファイルで、アプリを実装する関数を作成します。
UI Figure およびグリッド レイアウト マネージャーを作成してアプリをレイアウトします。
グリッド レイアウト マネージャーで UI 座標軸と範囲スライダーを作成します。UI 座標軸にデータをプロットし、塗りつぶし領域を作成してデータの一部を強調表示します。
範囲スライダーの値に合わせて塗りつぶし領域の範囲を更新する
updateRange
という名前のコールバック関数を作成し、その関数を範囲スライダーのValueChangingFcn
コールバック プロパティに割り当てます。コールバックの詳細については、プログラムで作成したアプリ用のコールバックの作成を参照してください。
function rangeSliderApp fig = uifigure; g = uigridlayout(fig); g.RowHeight = {'1x','fit'}; g.ColumnWidth = {'1x'}; ax = uiaxes(g); plot(ax,peaks); xr = xregion(ax,10,35); sld = uislider(g,"range", ... "Limits",[0 50], ... "Value",[10 35]); sld.ValueChangingFcn = @(src,event) updateRange(src,event,xr); end function updateRange(src,event,xr) val = event.Value; xr.Value = val; end
関数 rangeSliderApp
を実行し、スライダーのつまみを移動します。つまみのいずれかをドラッグすると、それに合わせて座標軸内の塗りつぶし領域が更新されます。
入力引数
style
— スライダーのスタイル
"slider"
(既定値) | "range"
スライダーのスタイル。次の値のいずれかとして指定します。
"slider"
— 値を指定するための 1 つのつまみをもつ標準スライダー"range"
— 値の範囲を指定するための 2 つのつまみをもつ範囲スライダー
parent
— 親コンテナー
Figure
オブジェクト (既定値) | Tab
オブジェクト | Panel
オブジェクト | ButtonGroup
オブジェクト | GridLayout
オブジェクト
親コンテナー。関数 uifigure
を使用して作成された Figure
オブジェクト、またはその子コンテナー (Tab
、Panel
、ButtonGroup
または GridLayout
) のいずれかとして指定します。親コンテナーを指定しない場合、MATLAB は関数 uifigure
を呼び出し、親コンテナーとして機能する新しい Figure
オブジェクトを作成します。
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
例: uislider(Limits=[0 50])
は、スライダーの最小値を 0
、スライダーの最大値を 50
に指定します。
R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: uislider("Limits",[0 50])
は、スライダーの最小値を 0
、スライダーの最大値を 50
に指定します。
スライダーのスタイルごとに異なる一連のプロパティがサポートされています。プロパティの完全なリストと各スタイルについての説明については、対応するプロパティのページを参照してください。
style
が既定の"slider"
である場合は、Slider のプロパティを参照してください。style
が"range"
である場合は、RangeSlider Propertiesを参照してください。
バージョン履歴
R2016a で導入R2023b: 値の範囲を指定するスライダーの作成
style
を "range"
として指定して範囲スライダーを作成します。
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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