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addsample

データ サンプルを timeseries オブジェクトに追加

説明

tsout = addsample(tsin,'Data',datavals,'Time',timevals) は、データ datavals の配列と、対応す時間ベクトル timevals を使用して、1 つ以上のデータ サンプルを timeseries オブジェクト tsin に追加します。

tsout = addsample(tsin,'Data',datavals,'Time',timevals,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペアを使用して、データ サンプルを追加するための追加情報を指定します。

tsout = addsample(tsin,s) は、情報が構造体 s に含まれているデータを追加します。

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timeseries オブジェクトでデータの追加と変更を行います。

timeseries オブジェクト ts1 を作成し、データ サンプルと時間サンプルを表示します。

ts1 = timeseries((0:10:50)',(0:5)');
ts1.Data
ans = 6×1

     0
    10
    20
    30
    40
    50

ts1.Time
ans = 6×1

     0
     1
     2
     3
     4
     5

データ サンプルを ts1 の末尾に追加します。

ts2 = addsample(ts1,'Data',60,'Time',6);
ts2.Data
ans = 7×1

     0
    10
    20
    30
    40
    50
    60

ts2.Time
ans = 7×1

     0
     1
     2
     3
     4
     5
     6

ts2 の最後のデータ サンプルを 60 から 100 に変更します。

ts3 = addsample(ts2,'Data',100,'Time',6,'OverwriteFlag',true);
ts3.Data
ans = 7×1

     0
    10
    20
    30
    40
    50
   100

入力引数

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入力 timeseries。スカラーとして指定します。

サンプル データ。数値または logical スカラー、ベクトル、または多次元配列として指定します。

データ型: double | single | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | logical

サンプル時間。数値スカラーまたは数値ベクトル、あるいは日付文字ベクトルの cell 配列として指定します。有効な日付の文字ベクトルと string の形式は次のとおりです。

形式
dd-mmm-yyyy HH:MM:SS01-Mar-2000 15:45:17
dd-mmm-yyyy01-Mar-2000
mm/dd/yy03/01/00
mm/dd03/01
HH:MM:SS15:45:17
HH:MM:SS PM3:45:17 PM
HH:MM15:45
HH:MM PM3:45 PM
mmm.dd,yyyy HH:MM:SSMar.01,2000 15:45:17
mmm.dd,yyyyMar.01,2000
mm/dd/yyyy03/01/2000

データ型: double | single | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | cell

サンプル構造体。型が struct であり、次のオプションのフィールドをもつスカラーとして指定します。

  • s.data — データの数値配列

  • s.time — 数値時間ベクトル、または有効な日付文字ベクトルまたは string の cell 配列

  • s.quality — 特性コード (-128 ~ 127) の整数配列

  • s.overwriteflag — 上書きインジケーター。true に指定すると、既存のデータ サンプルが追加サンプルで上書きされます。

データ型: struct

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: tsout = addsample(tsin,'Data',5,'Time',3,'OverwriteFlag',true)

特性コード。[] または -128 ~ 127 の範囲の整数のスカラー、ベクトル、または多次元配列として指定します。

  • 特性コードの値がベクトルの場合は、時間ベクトルと同じ長さでなければなりません。各要素は、対応するデータ サンプリングに適用されます。

  • 特性コードの値が配列の場合は、データ配列と同じサイズでなければなりません。各要素は、データ配列の対応する要素に適用されます。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

上書きインジケーター。追加サンプルと同じ時間が関連付けられているデータ サンプルを上書きするかどうかを制御する論理値として指定します。true を指定すると、追加されたデータで以前のデータが上書きされます。false を指定すると、サンプルが追加され、時間値が繰り返されます。

データ型: logical

バージョン履歴

R2006a より前に導入