fopen (serial)
(削除予定) シリアル ポート オブジェクトをデバイスに接続
このオブジェクト関数 serial
は将来のリリースで削除される予定です。代わりにオブジェクト関数 serialport
を使用してください。コードの更新の詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。
構文
fopen(obj)
説明
fopen(obj)
は、シリアル ポート オブジェクト obj
をデバイスに接続します。
例
次の例では、シリアル ポート オブジェクト s
を作成し、fopen
を使用して s
をデバイスに接続してテキスト データの書き込みと読み込みを行った後、s
をデバイスから切断します。この例は、Windows® プラットフォーム上で使用できます。
s = serial('COM1'); fopen(s) fprintf(s,'*IDN?') idn = fscanf(s); fclose(s)
ヒント
読み取り操作または書き込み操作を行うには、obj
は関数 fopen
を使用してデバイスに接続されている必要があります。obj
をデバイスに接続すると、以下のようになります。
入力バッファーまたは出力バッファーに残るデータがフラッシュされます。
Status
プロパティは、open
に設定されます。BytesAvailable
、ValuesReceived
、ValuesSent
、およびBytesToOutput
プロパティは 0 に設定されます。
obj
がデバイスに接続されていないときに読み込み/書き込み操作を行うと、エラーが返されます。1 つのデバイスに接続できるのは、1 つのシリアル ポート オブジェクトのみです。
プロパティの中には、シリアル ポート オブジェクトが開いている間は読み取り専用になるプロパティがあります。また、fopen
を使用する前に設定する必要があるプロパティもあります。この例には、InputBufferSize
と OutputBufferSize
が含まれています。制約のあるプロパティを識別するには、プロパティのリファレンス ページを参照してください。
プロパティの値の中には、obj
がデバイスに接続されてからのみ検証される値があるプロパティがあります。これらのプロパティのいずれかが正しく設定されていない場合、fopen
の発行時にエラーが返され、obj
はデバイスに接続されません。このタイプのプロパティは、BaudRate
を含んでおり、デバイスの設定と関連付けられています。