savepath
現在の検索パスの保存
説明
savepath
は現在の MATLAB® 検索パスを、現在のフォルダーにある既存の pathdef.m
ファイルに保存します。現在のフォルダーに pathdef.m
ファイルが存在しない場合、savepath
は現在のパス上にある最初の pathdef.m
ファイルに検索パスを保存します。該当するファイルが現在のパスに存在しない場合、savepath
は、起動時に MATLAB で検出された pathdef.m
ファイルに検索パスを保存します。
Windows® システムでユーザー アカウント制御 (UAC) が有効になっている場合、管理者レベルの権限が必要となるため、更新操作を許可するように求められる場合があります。
MATLAB Online™ でのパスの変更は自動的に保存されます。そのため、savepath
の呼び出しは必要ありません。
savepath
は、現在の検索パスを folderName
/pathdef.mfolderName
で指定されたフォルダーにある pathdef.m
に保存します。folderName
を指定しない場合、savepath
は pathdef.m
を現在のフォルダーに保存します。
現在の pathdef.m
ファイルへの書き込みアクセス権限がない場合、この構文を使用します。
保存された検索パスを今後のセッションで自動的に使用するには、folderName
を MATLAB 起動フォルダーとして指定します。
status = savepath(___)
は、前述の構文の入力引数のいずれかを使用して、操作が正常に完了したかどうかも示します。出力される status
は、savepath
が正常に完了した場合は 0
、それ以外の場合は 1
です。
例
入力引数
ヒント
現在のフォルダーおよび現在の検索パスにあるすべての
pathdef.m
ファイルのパスを表示するには、which
を使用します。which pathdef.m -all
savepath
コマンドは、このリストにある最初のpathdef.m
ファイルを更新します。MATLAB を終了するたびにプログラムを使用して検索パスを保存するには、
finish.m
ファイルでsavepath
を使用します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入