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movegui

画面上の指定位置に Figure を移動

説明

movegui(f,position) は Figure f を指定された画面上の位置に移動します。Figure は関数 figure または関数 uifigure のいずれかで作成できます。位置は、2 要素ベクトルまたは事前定義された位置名として指定できます。

movegui(position) は、現在の Figure またはコールバック Figure を指定された位置に移動します。現在の Figure またはコールバック Figure を指定するには、gcf または gcbf をそれぞれ使用します。gcfgcbf は関数 figure で作成された Figure のみを返すことに注意してください。存在しない場合、MATLAB®figure を使用してそれを作成し、指定された位置に移動します。

movegui(f) は Figure を画面に全体が収まる最も近い位置に移動します。

movegui は現在の Figure (gcf) またはコールバック Figure (gcbf) を画面に全体が収まる最も近い位置に移動します。

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Figure を作成し、左下隅が画面の左側から 300 ピクセルで、下端から 600 ピクセルになるように移動します。

fig = uifigure;
movegui(fig,[300 600]);

Figure を作成し、画面の下部中央に移動します。

f = figure;
movegui(f,'south');
f1 = figure;
f2 = figure;
movegui('east');

f2 は、現在の Figure を移動します。

画面の右上隅からかなり離れた場所に配置される Figure を作成します。次に、画面上で移動します。

f = figure('Position',[10000 10000 400 300]);
movegui(f);

その最後の場所に最も近い位置であるため、Figure は画面の右上隅に移動します。

入力引数

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Figure。関数 figure または関数 uifigure で作成された Figure オブジェクトとして指定します。この引数を使用して移動する Figure を指定します。

画面上の Figure の位置。2 要素の数値ベクトル、文字ベクトル、string スカラーとして指定します。数値ベクトルは x 値と y 値をピクセル単位で指定し、テキスト引数は事前に定義されたいずれかの位置名を指定します。

例: movegui(f,[150 -50])

例: movegui('west')

画面の端からの Figure のオフセットをピクセル単位で示すには、2 要素ベクトル [x y] を指定します。オフセットが画面のどの端から計測されるかは、ベクトル要素の符号によって異なります。

位置ベクトルの要素値の範囲説明
xx >= 0画面左端からの左サイドのオフセット
x < 0画面右端からの右サイドのオフセット
yy >= 0画面最下部からの下端のオフセット
y < 0画面最上部からの上端のオフセット

position を以下のいずれかの位置名として指定することもできます。

位置名画面の位置
'north'最上部中央
'south'最下部中央
'east'右中央
'west'左中央
'northeast'右上隅
'northwest'左上隅
'southeast'右下隅
'southwest'画面の左下
'center'中央
'onscreen'画面に全体が収まる現在の位置に最も近い位置

詳細

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ピクセル

Windows® および Macintosh システムでのピクセル単位の距離は、システムの解像度に依存しません。

  • Windows システムの場合、MATLAB はピクセルを 1/96 インチとして定義します。

  • Macintosh システムの場合、MATLAB はピクセルを 1/72 インチとして定義します。

Linux® システムの場合、システムの解像度によって MATLAB ピクセルのサイズが決定します。詳細については、MATLAB での DPI 対応の動作を参照してください。

アルゴリズム

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最大化された Figure での使用

最大化された Figure ウィンドウに movegui を適用すると、ウィンドウがタスク バーの方向に移動し、画面の反対側にタスク バーと同じ幅のすき間ができます。このウィンドウのサイズは数ピクセルだけ縮小することがあります。最大化された Figure ウィンドウで onscreen オプションを使用すると、movegui は Figure の左上隅が表示されるように画面の左側と上側の両方にすき間を作ります。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考