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MATLAB クラスのプロパティの記述
meta.property
クラスは、MATLAB® のクラス プロパティについての情報を提供します。meta.property
クラスの読み込み/書き込みプロパティは、プロパティ属性に相当し、クラス定義内からのみ設定されます。
meta.property
オブジェクトの読み取り専用プロパティをクエリして、クラスによって構文的に指定された情報を取得することができます (プロパティの set アクセス メソッドの関数ハンドルを取得するなど)。
meta.property
オブジェクトを直接インスタンス化することはできません。meta.property
オブジェクトを meta.class
PropertyList
プロパティから取得します。このプロパティには、meta.property
オブジェクトの配列が含まれます。各クラス プロパティに対して 1 つのオブジェクトが対応します。たとえば、ClassName
をクエリするプロパティのクラスの名前に置き換えます。
mco = ?ClassName;
plist = mco.PropertyList;
plist(1).Name; % name of first property
関数 metaclass
を使用して、クラス インスタンスから meta.class
オブジェクトを取得します。
mco = metaclass(obj);
プロパティ | 目的 |
---|---|
Name 読み取り専用 | プロパティの名前です。 |
Description 読み取り専用 | 現在使用されていません。 |
DetailedDescription 読み取り専用 | 現在使用されていません。 |
AbortSet 属性、既定の設定 = false |
プロパティ値変更のリスニングを参照してください。 |
Abstract 属性、既定の設定 = false | true である場合、このプロパティは実装されません。ただし、具象サブクラスは、Abstract を true に設定せずにこのプロパティを再定義しなければなりません。
|
GetAccess 属性、既定の設定 = public |
このプロパティにアクセスできるクラスのリストを表示します。次の形式で
クラス メンバーのアクセスを参照してください。 |
SetAccess 属性、既定の設定 = public |
可変プロパティと不変プロパティを参照してください。 このプロパティへの設定アクセスをもつクラスをリストします。次の形式で
クラス メンバーのアクセスを参照してください。 |
Access |
このプロパティに get および set アクセスのあるクラスのリスト。次の形式で
|
Constant 属性、既定の設定 = false | クラスのすべてのインスタンスで、このプロパティの値を 1 つのみにする場合は、
定数値をもつクラス プロパティの定義を参照してください。 |
DefaultValue | プロパティの既定値 (クラス定義で指定された場合)。 |
DefiningClass | このプロパティを定義するクラスを表す meta.class オブジェクト。 |
Dependent 属性、既定の設定 = false |
プロパティの get メソッドを参照してください。 |
Transient 属性、既定の設定 = false |
|
GetMethod 読み取り専用 | このプロパティに関連付けられた get メソッドの関数ハンドル。指定された get メソッドがなければ、空です。プロパティの get メソッドを参照してください。 |
GetObservable 属性、既定の設定 = false | true に設定されており、かつハンドル クラス プロパティである場合、このプロパティにアクセスするためのリスナーを作成できます。このリスナーは、プロパティ値がクエリされるたびに呼び出されます。プロパティの設定とクエリのイベントを参照してください。 |
HasDefault | プロパティには、プロパティが既定値を定義しているかどうかを示すブール値が格納されます。 |
Hidden 属性、既定の設定 = false | プロパティがプロパティ リスト (たとえば、プロパティ インスペクター、properties の呼び出しなど) に表示するかどうかを指定します。 |
| オブジェクトをコピーするときにプロパティ値をコピーするかどうかを指定します。 詳細については、コピーのプロパティの排除を参照してください。 |
SetMethod 読み取り専用 | このプロパティに関連付けられた set メソッドの関数ハンドル。指定された set メソッドがなければ、空です。プロパティ の set メソッドを参照してください。 |
SetObservable 属性、既定の設定 = false | true に設定されており、かつハンドル クラス プロパティである場合、このプロパティにアクセスするためのリスナーを作成できます。このリスナーは、プロパティ値が変更される場合に呼び出されます。プロパティの設定とクエリのイベントを参照してください。 |
Validation | このプロパティで定義される検証を記述する meta.Validation オブジェクト。 |
プロパティ イベントの使用の詳細は、プロパティ値変更のリスニングを参照してください。
イベント名 | 目的 |
---|---|
PreGet | イベントは、プロパティがクエリされる直前に発生します。 |
PostGet | イベントは、プロパティがクエリされた直後に発生します。 |
PreSet | イベントは、このプロパティが変更される直前に発生します。 |
PostSet | イベントは、このプロパティが変更された直後に発生します。 |
meta.Validation
| meta.class
| meta.event
| meta.method
| metaclass