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matlab.mixin.SetGet クラス

名前空間: matlab.mixin

set メソッドと get メソッドでハンドル クラスを提供

説明

matlab.mixin.SetGet クラスを使用して、set および get のメソッド インターフェイスを継承するクラスを派生させます。これらのメソッドは、関数 set および関数 get と同様の機能を提供します。

matlab.mixin.SetGet から継承された set メソッドと get メソッドは、不正確なプロパティ名の一致をサポートします。不正確な名前があいまいでない限り、部分的な名前および大文字小文字を区別しない名前の組み合わせを使用できます。

これに対して、ドットベースのプロパティ参照では正確なプロパティ名の一致が必要です。名前の完全一致を set メソッドおよび get メソッドとともに実装するには、matlab.mixin.SetGetExactNames クラスを使用します。

matlab.mixin.SetGet から派生したクラスはすべて、ハンドル クラスです。

matlab.mixin.SetGet クラスは handle クラスです。

クラスの属性

抽象型
true
HandleCompatible
true

クラス属性の詳細については、クラスの属性を参照してください。

メソッド

すべて展開する

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matlab.mixin.SetGet から派生して 2 つのプロパティをもつクラスを定義

classdef PropSetGet < matlab.mixin.SetGet
    properties
       Number {mustBeNumeric} 
       Str string
    end
end

クラスのインスタンスを作成し、継承された set メソッドを使用してプロパティ値を設定します。

p = PropSetGet;
set(p,'Number',8)

継承された get メソッドを使用して、Number プロパティの値を取得します。

get(p,'Number')
ans =

     8

PartialMatchPriority プロパティ属性を使用して、部分名一致の優先順位を確立します。既定の優先順位、PartialMatchPriority = 1 が、最高優先順位です。PartialMatchPriority の値が大きくなるほど、より低い相対的な優先順位が、あいまいと見なされる可能性のある不正確なプロパティ名の解決時に適用されます。

matlab.mixin.SetGet からクラスを派生させ、DistanceFromSun プロパティの優先順位を、部分名一致について、より低く設定します。

classdef PlanetSize < matlab.mixin.SetGet
    properties
        Diameter
        EarthMass
    end
    properties(PartialMatchPriority = 2)
        DistanceFromSun
    end
end

オブジェクトを作成し、部分名 Di を使用して Diameter プロパティを設定します。

p = PlanetSize;
set(p,'Di',6792)
disp(p)
  PlanetSize with properties:

           Diameter: 6792
          EarthMass: []
    DistanceFromSun: []

バージョン履歴

R2014b で導入