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matlab.io.fits.readImg

イメージ データの読み取り

構文

imgdata = readImg(fptr)
imgdata = readImg(fptr,fpixel,lpixel)
imgdata = readImg(fptr,fpixel,lpixel,inc)

説明

imgdata = readImg(fptr) は、現在のイメージ全体を読み取ります。imgdata の行数はNAXIS2 キーワードの値に相当し、列数は NAXIS1 キーワードの値に相当します。imgdata の以降の次元は、NAXIS3、NAXIS4 などに相当します。

imgdata = readImg(fptr,fpixel,lpixel) は、ピクセル座標 fpixellpixel によって定義されるサブイメージを読み取ります。fpixel 引数は最初のピクセルの座標で、lpixel は最後のピクセルの座標です。fpixellpixel は 1 ベースです。

imgdata = readImg(fptr,fpixel,lpixel,inc) は、fpixellpixel および inc によって定義されるサブイメージを読み取ります。inc 引数は、各範囲に沿った要素間の間隔を表します。

この関数は、CFITSIO ライブラリ C API の関数 fits_read_subset (ffgsv) に相当します。

イメージ全体を読み取ります。

import matlab.io.*
fptr = fits.openFile('tst0012.fits');
data = fits.readImg(fptr);
fits.closeFile(fptr);

70 行 80 列のイメージ サブセットを読み取ります。

import matlab.io.*
fptr = fits.openFile('tst0012.fits');
img = fits.readImg(fptr,[11 11],[80 90]);
fits.closeFile(fptr);

ヒント

  • MATLAB® は FITS イメージ データをファイルに出現する順番で読み取りますが、FITS イメージ データの読み取りと書き込みを行うソフトウェア パッケージの中には、イメージ データがイメージの最下行から順番に格納されていることを前提としているものがあります。その結果、MATLAB で表示される FITS イメージ データは、他のソフトウェア パッケージを使用して表示される同じデータと比較すると、上下方向、すなわち水平軸回りに反転して表示されることがあります。MATLAB でイメージを反転させるには、matlab.io.fits.readImg の出力に対して関数 flipud を使用してからイメージを表示します。