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logspace

対数的に等間隔なベクトルの作成

説明

y = logspace(a,b) は、10^a10^b の間で対数的に等間隔な 50 点の行ベクトル y を作成します。関数 logspace は、特に周波数ベクトルの作成に便利です。この関数は linspace や ‘:’ 演算子を対数的にしたものです。

y = logspace(a,b,n) は、10^a10^b の間で n 個の点を生成します。

y = logspace(a,pi) は、10^api の間に 50 点を生成するため、デジタル信号処理で区間 [10^a,pi] 内で対数的に等間隔な周波数を作成する場合に便利です。

y = logspace(a,pi,n) は、10^api の間に n 個の点を作成します。

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区間 [10^1,10^5] 内で対数的に等間隔な 50 個の点のベクトルを作成します。

y = logspace(1,5);

区間 [10^1,10^5] 内で対数的に等間隔な 7 個の点のベクトルを作成します。

y1 = logspace(1,5,7)
y1 = 1×7
105 ×

    0.0001    0.0005    0.0022    0.0100    0.0464    0.2154    1.0000

10^(1+2i) および 10^(5+5i) の間で対数的に等間隔な 8 個の点をもつ複素数のベクトルを作成します。

y = logspace(1+2i,5+5i,8)
y = 1×8 complex
104 ×

  -0.0001 - 0.0010i   0.0029 - 0.0024i   0.0133 + 0.0040i   0.0147 + 0.0497i  -0.1242 + 0.1479i  -0.7150 - 0.0822i  -1.2137 - 2.3924i   4.9458 - 8.6913i

入力引数

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最初の限界。数値スカラーとして指定します。引数 a は、logspace が点を生成する区間の片方の限界を定義します。a には実数または複素数を指定でき、もう一方の限界 b は、a より大きい値または小さい値に設定できます。ba より小さい場合、ベクトルには降順で値が格納されます。

データ型: single | double
複素数のサポート: あり

2 番目の限界。数値スカラーとして指定します。引数 b は、logspace が点を生成する区間の片方の限界を定義します。b には実数または複素数を指定できます。ba より大きい値または小さい値に設定できます。ba より小さい場合、ベクトルには降順で値が格納されます。

データ型: single | double
複素数のサポート: あり

点の数。実数の数値スカラーとして指定します。

  • n1 の場合は、logspace10^b を返します。

  • n がゼロまたは負値の場合、logspace は空の行ベクトルを返します。

  • n が整数でない場合、logspacen を負方向に丸めて floor(n) 個の点を返します。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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