fill
塗りつぶされた 2 次元パッチの作成
説明
fill(___,
は、1 つ以上の名前と値の引数を使用してプロパティを設定し、パッチを変更します。パッチは、前述の構文にある任意の入力引数の組み合わせを使用して指定できます。たとえば、Name,Value
)fill(X,Y,C,'LineWidth',2)
は、すべてのパッチの周囲に 2 ポイントの境界線を指定します。プロパティの一覧については、Patch のプロパティを参照してください。
fill(
は、現在の座標軸 (gca) ではなく、ax
,___)ax
で指定した座標軸に多角形領域をプロットします。引数 ax
は、前述の構文における任意の入力引数の組み合わせの前に指定できます。
は、p
= fill(___)Patch
オブジェクト、または Patch
オブジェクトのベクトルを返します。領域をプロットした後にプロパティのクエリと変更を行うには、p
を使用します。プロパティの一覧については、Patch のプロパティを参照してください。
例
塗りつぶされた五角形を作成
五角形の頂点の (x,y) 座標をベクトル x
および y
として定義します。次に、指定した塗りつぶし色 (赤) でその五角形をプロットします。
x = [0 4 5 2 1];
y = [0 0 2 4 3];
fill(x,y,'r')
頂点別に色を指定
正方形の x 座標と y 座標のベクトルを作成します。カラーマップ インデックスの列ベクトルを指定します。各行は正方形の各頂点に対応します。関数 fill
は、周囲の頂点を使用して、既定のカラーマップから残りの塗りつぶし色を内挿します。
x = [0 2 2 0]; y = [0 0 2 2]; c = [1; 0.5; 0; 0.75]; fill(x,y,c)
複数の塗りつぶし色の指定
行列 x
および y
を、2 つの三角形の頂点の (x,y) 座標として定義します。各列は三角形のいずれかに対応します。c
を x
および y
と同じ次元の行列として指定します。c
の各値は、対応する頂点のカラーマップ インデックスを指定します。
x = [0 2; 0 2; 4 4]; y = [2 0; 4 1; 2 0]; c = [1 0; 1 0; 0.3 0]; fill(x,y,c)
半透明の六角形の作成
六角形の頂点の (x,y) 座標をベクトル x
および y
として指定します。これらの座標を六角形としてプロットします。次に、この六角形の追加の 2 つの平行移動を同じ座標軸にプロットし、部分的に重なる六角形を 3 つ作成します。各六角形の FaceAlpha
プロパティを、1
より小さな値として指定し、半透明の六角形をプロットします。
x = [1 3 4 3 1 0]; y = [0 0 2 4 4 2]; hold on fill(x,y,'cyan','FaceAlpha',0.3) fill(x+2,y,'magenta','FaceAlpha',0.3) fill(x+1,y+2,'yellow','FaceAlpha',0.3)
作成後のパッチの変更
(x,y) 座標のベクトル x
および y
と、RGB 3 成分 c
を指定して、塗りつぶされた八角形をプロットします。この結果生成されるパッチを p
として保存します。
t = (1/16:1/8:1)'*2*pi; x = cos(t); y = sin(t); c = [0.8 0.7 0.8]; p = fill(x,y,c);
プロットされた八角形のプロパティを変更するには、p
を使用します。LineWidth
プロパティを 3
に設定して外枠を太くし、EdgeColor
プロパティを変更して外枠の色をカスタム RGB 3 成分に変更します。
p.LineWidth = 3; p.EdgeColor = [0.5 0.2 0.55];
入力引数
X
— パッチの頂点の x 座標
ベクトル | 行列
パッチの頂点の x 座標。ベクトルまたは行列として指定します。
パッチ数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
1 つのパッチ |
| 1 つの三角形パッチをプロットします。 X = [0 0 4]; Y = [2 4 2]; C = 1; fill(X,Y,C) |
複数のパッチ | 共有している座標をベクトルとして指定します。その他の座標は行列として指定します。ベクトルの長さは行列の次元の 1 つの長さと一致していなければなりません。行列が正方の場合、MATLAB® は行列の列をベクトルに対してプロットします。 | 共有している x 座標を使用して 2 つの三角形パッチをプロットします。 X = [0 0 4]; Y = [0 -0; 2 -2; 0 0]; C = [0 1]; fill(X,Y,C) |
複数のパッチ |
| 一意の x 座標および y 座標を使用して 2 つの三角形パッチをプロットします。 X = [0 5; 0 5; 4 9]; Y = [2 0; 4 2; 2 0]; C = [0 1]; fill(X,Y,C) |
データで閉じた領域が定義されていない場合、fill
によって領域が閉じられます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| categorical
| datetime
| duration
Y
— パッチの頂点の y 座標
ベクトル | 行列
パッチの頂点の y 座標。ベクトルまたは行列として指定します。
パッチ数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
1 つのパッチ |
| 1 つの三角形パッチをプロットします。 X = [0 0 4]; Y = [2 4 2]; C = 1; fill(X,Y,C) |
複数のパッチ | 共有している座標をベクトルとして指定します。その他の座標は行列として指定します。ベクトルの長さは行列の次元の 1 つの長さと一致していなければなりません。行列が正方の場合、MATLAB は行列の列をベクトルに対してプロットします。 | 共有している x 座標を使用して 2 つの三角形パッチをプロットします。 X = [0 0 4]; Y = [0 -0; 2 -2; 0 0]; C = [0 1]; fill(X,Y,C) |
複数のパッチ |
| 一意の x 座標および y 座標を使用して 2 つの三角形パッチをプロットします。 X = [0 5; 0 5; 4 9]; Y = [2 0; 4 2; 2 0]; C = [0 1]; fill(X,Y,C) |
データで閉じた領域が定義されていない場合、fill
によって領域が閉じられます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| categorical
| datetime
| duration
C
— パッチの色
色名 | RGB 3 成分 | カラーマップ インデックスのベクトル | カラーマップ インデックスの行列 | ...
パッチの色。色名、RGB 3 成分、カラーマップ インデックスのベクトル、またはカラーマップ インデックスの行列として指定します。
色名 —
'red'
のような色名、または'r'
のような省略名。RGB 3 成分 — 色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素の行ベクトル。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。RGB 3 成分は、カスタム色を作成するのに役立ちます。カラーマップ インデックスのベクトル — 領域ごとに 1 つの要素をもつ、数値のベクトル。
カラーマップ インデックスの行列 —
X
およびY
と同じ次元をもつ、数値の行列。
色を指定する方法は、配色や、プロットする多角形領域が 1 つであるか複数であるかによって異なります。次の表では、最も一般的な状況について説明します。
配色 | 色の指定方法 | 例 |
---|---|---|
すべての領域に単色を適用 | 次の表のいずれかの色名または省略名を指定するか、1 つの RGB 3 成分を指定します。 | 行列 x = [2 0; 2 0; 4 4];
y = [0 2; 1 4; 0 2];
fill(x,y,'r') |
領域ごとに 1 つの色 | カラーマップ インデックスの n 行 1 列または 1 行 n 列のベクトルを指定します。ここで、n は多角形領域の数です。 | 行列 x = [2 0; 2 0; 4 4]; y = [0 2; 1 4; 0 2]; c = [1; 0]; fill(x,y,c) |
面の色の内挿 | m 行 n 列のカラーマップ インデックスの行列を指定します。ここで、 | 行列 x = [2 0; 2 0; 4 4]; y = [0 2; 1 4; 0 2]; c = [0.5 1; 0 1; 1 0]; fill(x,y,c) |
一般的な色の色名と RGB 3 成分
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
ax
— ターゲット座標軸
Axes
オブジェクト
ターゲット座標軸。Axes
オブジェクトとして指定します。座標軸を指定しない場合、関数 fill
は現在の座標軸にプロットします。ただし、Axes
オブジェクトが存在しない場合は作成します。
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: fill(x,y,c,'FaceAlpha',.5,'LineStyle',':')
は、点線のエッジをもつ半透明の多角形を作成します。
メモ
ここでは、パッチ プロパティの一部だけを紹介しています。完全な一覧については、Patch のプロパティ を参照してください。
FaceColor
— 面の色
[0 0 0]
(既定値) | 'interp'
| 'flat'
| RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
面の色。'interp'
、'flat'
RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。
各面に異なる色を作成するには、面ごとに 1 つの色または頂点ごとに 1 つの色を含む配列として CData
または FaceVertexCData
プロパティを指定します。色は面ごとに周囲の頂点の色から内挿することも、一様にすることもできます。内挿された色の場合、このプロパティを 'interp'
として指定します。一様な色の場合、このプロパティを 'flat'
として指定します。頂点ごとに 'flat'
と異なる色を指定すると、指定する最初の頂点の色によって面の色が決まります。
すべての面に単色を指定するには、このプロパティを RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く文字ベクトルまたは string スカラーです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード'#FF8800'
、'#ff8800'
、'#F80'
、および'#f80'
は等価です。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
FaceAlpha
— 面の透明度
1 (既定値) | 範囲 [0,1]
のスカラー | 'flat'
| 'interp'
面の透明度。次の値のいずれかとして指定します。
範囲
[0,1]
のスカラー — すべての面に一様な透明度を使用します。値1
は完全に不透明で、値0
は完全に透明です。このオプションはFaceVertexAlphaData
プロパティの透明度値を使用しません。'flat'
—FaceVertexAlphaData
プロパティの値に基づいて面ごとに異なる透明度を使用します。まず、FaceVertexAlphaData
プロパティを、面または頂点ごとに 1 つの透明度値を含むベクトルとして指定しなければなりません。面全体の透明度は、最初の頂点の透明度値によって決まります。'interp'
—FaceVertexAlphaData
プロパティの値に基づいて面ごとに内挿された透明度を使用します。まず、FaceVertexAlphaData
プロパティを、頂点ごとに 1 つの透明度値を含むベクトルとして指定しなければなりません。頂点の値を内挿することにより、各面に異なる透明度が使用されます。
EdgeColor
— エッジの色
[0 0 0]
(既定値) | 'none'
| 'flat'
| 'interp'
| RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
エッジの色。次の表のいずれかの値として指定します。エッジの既定色は黒で、[0 0 0]
の値で指定されます。複数の多角形で共有されるエッジの場合、その表示色は最初に描画された多角形によって決まります。
値 | 説明 | 結果 |
---|---|---|
RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名 | すべてのエッジに 1 つの色を使用します。詳細については、次の表を参照してください。 |
|
'flat' | エッジごとに異なる色を使用します。エッジの色を設定するには、その前の頂点の色を指定します。まず、頂点ごとに 1 つの色を含む配列として |
|
'interp' | 内挿されたエッジの色。まず、頂点ごとに 1 つの色を含む配列として |
|
'none' | エッジは表示されません。 | エッジは表示されません。 |
RGB 3 成分および 16 進数カラー コードは、カスタム色を指定するのに役立ちます。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く文字ベクトルまたは string スカラーです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
LineStyle
— ライン スタイル
"-"
(既定値) | "--"
| ":"
| "-."
| "none"
ライン スタイル。次の表にリストされたオプションのいずれかとして指定します。
ライン スタイル | 説明 | 結果として得られる線 |
---|---|---|
"-" | 実線 |
|
"--" | 破線 |
|
":" | 点線 |
|
"-." | 一点鎖線 |
|
"none" | ラインなし | ラインなし |
出力引数
p
— 表示される多角形領域
Patch
オブジェクト | Patch
オブジェクトのベクトル
表示される多角形領域。Patch
オブジェクトまたは Patch
オブジェクトのベクトルとして返されます。各パッチはプロットされる 1 つの領域に対応します。領域をプロットした後でプロパティのクエリや変更を行うには、p
を使用します。
代替機能
一部の関数では、fill
のすべての機能や、多角形のプロット、操作、クエリのための追加オプションを使用できます。適切な場合は、fill
の代わりに次の関数を使用します。
正多角形を作成するには、
nsidedpoly
を使用します。この関数を使用すると正多角形の作成が単純化され、プロットされる多角形の位置と次元を管理するための追加オプションを使用できるようになります。nsidedpoly
はpolyshape
オブジェクトを作成します。また、polyshape
の作成後に位置、半径、辺の長さを変更するための追加オプションを使用できます。nsidedpoly
により作成されたpolyshape
は、polyshape
のすべてのプロパティ、およびnsidedpoly
限定のプロパティを使用して操作できます。非正多角形を作成するには、
polyshape
を使用します。この関数では、多角形を定義するための追加オプションを使用できます。polyshape
はpolyshape
オブジェクトを作成します。このオブジェクトには、多角形の作成後にクエリと変更を行うための追加プロパティとオブジェクト関数があります。完全な一覧については、polyshape
を参照してください。Patch
オブジェクトをfill
と同様に作成するにはpatch
を使用します。この関数では、面と頂点のデータにより 2 次元および 3 次元のパッチを定義するための追加オプションを使用できます。
拡張機能
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
使用上の注意事項および制限事項:
この関数は GPU 配列を受け入れますが、GPU 上では実行されません。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
使用上の注意事項および制限事項:
この関数は分散配列に対して演算を行いますが、クライアントの MATLAB で実行されます。
詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2021a: 関数 fill
と関数 fill3
で作成された Patch
オブジェクトの XData
、YData
および ZData
プロパティによって元のデータ型の値が返される
関数 fill
または関数 fill3
で作成された Patch
オブジェクトの XData
、YData
および ZData
プロパティは、座標を double
値として返すのではなく、元の入力データ型を使用して返します。
以前のリリースでは、datetime
座標、duration
座標および categorical
座標は、XData
、YData
および ZData
プロパティに格納される際に double
値に変換されます。
たとえば、次のコードは datetime
の x 座標をもつ塗りつぶされた多角形領域を作成します。次に、XData
プロパティに格納されている値を使用して x2
を計算します。R2020b では、h.XData
と x2
は double
配列です。R2021a では、h.XData
と x2
は datetime
配列です。
x = datetime('01-Jan-2018') + days([0 1 1 0]); y = [0 0 1 1]; h = fill(x,y,'red'); x2 = h.XData + 1;
コード内で double
値を保持するには、Patch
オブジェクトの Vertices
プロパティから double
値を取得します。x 座標、y 座標および z 座標は、Vertices
配列の 1 列目、2 列目および 3 列目に double
値として格納されています。
x2 = h.Vertices(:,1) + 1;
あるいは、関数 ruler2num
を使用します。座標値と対応する軸ルーラーを関数 ruler2num
に渡します。
ax = gca; x2 = ruler2num(h.XData,ax.XAxis) + 1;
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