cdfinfo
CDF (Common Data Format) ファイルに関する情報を出力
構文
info = cdfinfo(filename)
説明
info = cdfinfo(filename)
は、filename
で指定された CDF (Common Data Format) ファイルに関する情報を返します。filename
は文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
メモ
cdfinfo
は一時ファイルを作成するため、現在の作業ディレクトリは書き込み可能でなければなりません。
次の表は info
構造体に返されるフィールドのリストを示します。以下の表は、構造体に現れる順番でフィールドを表示します。
フィールド | 説明 | |
---|---|---|
| ファイル名を表す文字ベクトル | |
| ファイルの最終更新日を表す文字ベクトル | |
| ファイルのサイズ (単位: バイト) を表す double 型スカラー | |
| ファイル形式を表す文字ベクトル | |
| ファイルの作成に使用された CDF ライブラリのバージョンを表す文字ベクトル | |
| ファイルの作成に使用されたライブラリ設定を格納する構造体配列 | |
| マルチファイル形式の CDF の場合、CDF ファイルのデータを含むファイルの名前 | |
| N 行 6 列の cell 配列で (N は変数の数)、ファイル内の変数に関する情報を格納しています。各列は以下の情報を表します。 | |
列 1 | 変数の名前を表す文字ベクトル | |
列 2 | 変数の次元 (関数 | |
列 3 | 変数に割り当てられているレコード数を表す double 型スカラー | |
列 4 | CDF ファイル内での保存に使用されている変数のデータ型を表す文字ベクトル | |
列 5 | 変数に設定されているレコードと次元の変動状況を表す文字ベクトル。スラッシュ区切り子の左側に表示される単独の T/ (scalar variable F/T (one-dimensional variable) T/TFF (3 次元変数) | |
| 個々のグローバル属性ごとに 1 つのフィールドを含む構造体配列。フィールドの名前は属性の名前に対応します。各フィールドのデータは cell 配列中に格納され、属性要素の値を表します。 | |
| 個々の変数属性ごとに 1 つのフィールドを含む構造体配列。フィールドの名前は属性の名前に対応します。各フィールドのデータは n 行 2 列の cell 配列に格納されています。ここで、n は変数の数です。この cell 配列の最初の列は、要素に関連付けられた変数名を格納しています。2 番目の列は要素の値を格納しています。 |
メモ
cdfinfo
が返す属性名は、CDF ファイル内の属性の名前と厳密に一致しない場合もあります。属性名は、MATLAB® のフィールド名としては無効な文字を含む可能性があるからです。cdfinfo
は、属性の先頭に現われる無効な文字を削除し、それ以外の無効な文字はアンダースコア ('_') で置き換えます。このように属性名を変更する場合、cdfinfo
は、属性の内部番号をフィールド名の最後に付け加えます。たとえば、属性名 Variable%Attribute
は、Variable_Attribute_013
になります。
メモ
パフォーマンスを向上させるために、ファイルを開いたときに CDF ライブラリが既定で行うファイルの検証をオフにしてください。詳細については、cdflib.setValidate
を参照してください。