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array2table

同種配列のテーブルへの変換

説明

T = array2table(A) は、mn 列の配列 Amn 列の table T に変換します。A の各列は T の 1 つの変数になります。

array2table は、テーブルの変数名の列番号に付加されている入力配列名を使用します。これらの名前が有効な MATLAB® 識別子ではない場合、array2table'Var1',...,'VarN' 形式の名前を使用します。ここで、NA の列数です。

T = array2table(A,Name,Value) は、1 つ以上の Name,Value ペアの引数で指定された追加のオプションを使用して、配列 A から table を作成します。

たとえば、テーブルに含める行名または変数名を指定できます。

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数値データの配列を作成します。

A = [1 4 7; 2 5 8; 3 6 9]
A = 3×3

     1     4     7
     2     5     8
     3     6     9

配列 A を table に変換します。

T = array2table(A)
T=3×3 table
    A1    A2    A3
    __    __    __

    1     4     7 
    2     5     8 
    3     6     9 

table には、入力配列名 A に列番号が付加された変数名が含まれます。

数値データの配列を作成します。

A = [1 12 30.48; 2 24 60.96; 3 36 91.44]
A = 3×3

    1.0000   12.0000   30.4800
    2.0000   24.0000   60.9600
    3.0000   36.0000   91.4400

配列 A を table に変換し、変数名を含めます。

T = array2table(A,...
    'VariableNames',{'Feet','Inches','Centimeters'})
T=3×3 table
    Feet    Inches    Centimeters
    ____    ______    ___________

     1        12         30.48   
     2        24         60.96   
     3        36         91.44   

入力引数

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行列として指定される入力配列。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | logical | char | string | struct | cell
複素数のサポート: あり

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'RowNames',{'row1','row2','row3'} は、行名 row1row2 および row3 を table T に使用します。

T の行名。'RowNames' と、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列 (それらの要素は空ではなく一意) で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。名前の数は行数 size(A,1) と等しくなければなりません。

行名には、空白や非 ASCII 文字を含む任意の Unicode® 文字を使用できます。

先頭または末尾に空白文字を含む行名を指定すると、array2table は行名からそれらを削除します。

T の変数名。'VariableNames' と、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列 (それらの要素は空ではなく一意) で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。名前の数は変数の数 size(A,2) と等しくなければなりません。

変数名には、スペースや非 ASCII 文字を含め、どんな Unicode 文字でも使用することができます。

"R2021a 以降"

次元名。要素が空ではない一意の文字ベクトルの 2 要素 cell 配列または 2 要素 string 配列として指定します。

次元名には、スペース、非 ASCII 文字を含む任意の Unicode 文字を使用できます。

R2021a より前は、出力の DimensionNames プロパティの設定によってのみ、次元名を指定できます。

出力引数

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table として返される出力テーブル。テーブルには、説明、変数単位、変数名、行名などのメタデータを保存できます。詳細については、table のプロパティの節を参照してください。

ヒント

  • A が cell 配列の場合、cell2table(A) を使用して A 内のセルの内容から table を作成します。table の各変数は、数値または文字ベクトルの cell 配列です。array2table(A) は、各変数がセルの列である table を作成します。

拡張機能

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2013b で導入

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