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actxserver

説明

c = actxserver(progid) は、ローカル OLE オートメーション サーバーを作成します。ここで、progid は、OLE 準拠 COM サーバーの "プログラム識別子" (ProgID) です。関数はサーバーの既定インターフェイスのハンドルを返します。

Dynamic Link Library (DLL) で実装されるコンポーネントでは、actxserver は、インプロセス サーバーを作成します。実行可能ファイル (EXE) として実装されるコンポーネントでは、actxserver は、アウトプロセス サーバーを作成します。アウトプロセス サーバーは、クライアント システム上、または DCOM をサポートするネットワークのその他のシステム上に作成できます。

c = actxserver(progid,'machine',machineName) はリモート コンピューター上にサーバーを作成します。

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Microsoft® Excel® オブジェクトを作成し、ActivePrinter プロパティを表示します。MATLAB® はシステムの値を表示します。

e = actxserver('Excel.Application');
get(e,'ActivePrinter')
ans = \\printers\Copy-Fl2-South on Ne04:

アプリケーションの使用を終了したら、MATLAB で Excel を閉じ、サーバー オブジェクトを削除します。

Quit(e)
delete(e)

入力引数

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プログラム識別子。string または文字ベクトルとして指定します。ProgID はサーバー ベンダーのドキュメンテーションで指定されています。MATLAB progid 値については、プログラム識別子を参照してください。

例: 'Matlab.Application'

起動するサーバーのあるリモート コンピューターの名前。string または文字ベクトルとして指定します。

例: 'machine','mymachine'

制限

  • COM 関数は、Microsoft Windows® システムでのみ使用可能です。

  • 64 ビット MATLAB はカスタム インターフェイスをサポートしません。

  • MATLAB COM インターフェイスは、オプションのパラメーターをもつ関数の呼び出しをサポートしていません。

ヒント

  • COM サーバーのイベントを登録できます。詳細については、COM イベントを参照してください。

バージョン履歴

R2006a より前に導入