.NET 開発環境のテスト

.NET 用の MATLAB® エンジン API には、C# コード例が付随しています。このコード例を使用して環境をテストし、エンジン API の使用を習得することができます。ソース コードは fullfile(matlabroot,"extern","examples","engines","dotnet") で定義されたフォルダーにあります。ここで、matlabroot は MATLAB の matlabroot コマンドで返されるパスです。

フォルダーには以下が格納されています。

  • dotnet_engine_examples.sln — Microsoft® Visual Studio® プロジェクト ファイル。

  • .cs ファイル — C# ソース ファイル。これらのアプリケーションは、以下を実行します。

    • MATLAB インスタンスを起動し、それに接続する。

    • MATLAB セッションを閉じ、破棄する。

    Program.cs ファイルは、プロジェクトに含まれているすべてのサンプル ファイルを実行するコンソール アプリケーションです。

    MainWindow.xaml.cs ファイルは、ユーザー入力に基づいて階乗を計算する Windows® GUI アプリケーションです。

  • README — Visual Studio を使用した例のビルドと実行方法について説明するテキスト ファイル。

MATLAB 関数 copyfile を使用して、パス上にある書き込み可能なフォルダーにファイルをコピーします。

copyfile(fullfile(matlabroot,"extern","examples","engines","dotnet","dotnet_engine_examples.sln"),".","f")
copyfile(fullfile(matlabroot,"extern","examples","engines","dotnet","console\*.*"),".\console\","f")

Windows プラットフォームでは、次のようになります。

copyfile(fullfile(matlabroot,"extern","examples","engines","dotnet","gui\*.*"),".\gui\","f")

README ファイル内の以下の指示に従って、例をビルドおよび実行します。

  • サポートされているバージョンの .NET があることを確認します。

  • ランタイム環境変数を設定します。

  • matlabroot/extern/examples/engines/dotnet フォルダーから dotnet build を呼び出します。

  • matlabroot/extern/examples/engines/dotnet/console フォルダーから dotnet run を呼び出します。

  • Windows プラットフォームで、matlabroot/extern/examples/engines/dotnet/gui フォルダーから dotnet run を呼び出します。

参考

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