MATLAB による .NET 演算子の表現方法

MATLAB^® は、以下の表のように、C# 演算子の記号 + や * などのオーバーロードされた演算子をサポートします。MATLAB は、% や += などの他のすべてのオーバーロードされた演算子を、静的メソッド名 op_Modulus および op_AdditionAssignment によって実装します。.NET 演算子のオーバーロードの使用ガイドラインについては、Microsoft^® のドキュメンテーションを参照してください。

C++ 演算子の記号	.NET 演算子	MATLAB メソッド
+ (バイナリ)	op_Addition	plus, +
- (バイナリ)	op_Subtraction	minus, -
* (バイナリ)	op_Multiply	mtimes, *
/	op_Division	mrdivide, /
&&	op_LogicalAnd	and, &
||	op_LogicalOr	or, |
==	op_Equality	eq, ==
>	op_GreaterThan	gt, >
<	op_LessThan	lt, <
!=	op_Inequality	ne, ~=
>=	op_GreaterThanOrEqual	ge, >=
<=	op_LessThanOrEqual	le, <=
- (単項)	op_UnaryNegation	uminus, -a
+ (単項)	op_UnaryPlus	uplus, +a

MATLAB でオーバーロードされた演算子を呼び出すには、演算子の記号を使用します。たとえば、2 つの日付を比較するには、== 記号を使用します。

netDate = System.DateTime.Now;
netDate.DayOfWeek == System.DateTime.Now.DayOfWeek

ans = 
   1

.NET 演算子を呼び出すには、静的メソッドの構文を使用します。

namespace.ClassName.MethodName(args)

たとえば、op_Equality メソッドを使用するには次のように入力します。

System.DateTime.op_Equality(netDate,System.DateTime.Now)

ans = 
   0