アセンブリは .NET クラスのライブラリ
アセンブリは、.NET アプリケーションの基本構成です。これらは、配布、バージョン制御、再利用、アクティベーション スコーピング、セキュリティ権限の基本単位を形成します。"アセンブリ" は、連携して動作するようにビルドされた型およびリソースの集まりであり、機能の論理単位を形成します。
.NET アプリケーションで作業するには、MATLAB® に対してアセンブリを可視化します。この実行方法は、アセンブリがプライベートまたはグローバルのどちらで展開されているかによって異なります。
"グローバル" アセンブリ — アプリケーション間で共有され、"Global Assembly Cache" (GAC) という共有フォルダーにインストールされます。
"プライベート" アセンブリ — 単一のアプリケーションによって使用されます。
グローバル アセンブリを MATLAB に読み込むには、アセンブリの省略名 (拡張子のないファイル名) を使用します。プライベート アセンブリを読み込むには、アセンブリの "絶対パス" (拡張子付きのフォルダーおよびファイル名) が必要です。この情報は、ベンダーのアセンブリに関するドキュメンテーションに記載されています。ご利用の製品の使用方法についての詳細は、ベンダーのドキュメンテーションを参照してください。
.NET Core を含む .NET 6 以降は、GAC からのアセンブリの読み込みをサポートしていません。アセンブリの省略名を使用すると、フレームワークでは Desktop Runtime とともにインストールされるアセンブリが検索されます。
.NET Framework の場合、.NET Framework クラス ライブラリのアセンブリは起動時に使用できます。「NET.
」または「System.
」と初めて入力すると、MATLAB はこれらのアセンブリを動的に読み込みます。
mscorlib.dll
system.dll
.NET 6 以降では、.NET が読み込まれていれば以下のアセンブリを利用できます。
Microsoft.Win32.Registry
System.Runtime
System.Xml
System.Diagnostics.Process
System.Net.NetworkInformation
System.Security.Principal
System.Security.Principal.Windows
他の .NET アセンブリを使用するには、関数 NET.addAssembly
を使用してアセンブリを読み込みます。アセンブリの読み込み後、アセンブリによって定義されるクラスを使用できます。
メモ
MATLAB のアセンブリはアンロードできません。独自のアセンブリを変更し、リビルドする場合、変更にアクセスするには MATLAB を再起動しなければなりません。