グラフィックスの印刷
印刷の概要
MATLAB® Figure を、コンピューターに接続されているプリンターに直接印刷したり、MATLAB がサポートする標準グラフィックス ファイル形式の 1 つにエクスポートすることができます。Figure の印刷およびエクスポートには、2 つの方法があります。
[ファイル] メニューの [印刷]、[印刷プレビュー] または [エクスポートの設定] GUI オプションを利用します。
コマンド ラインから Figure を印刷またはエクスポートするには、
print
コマンドを使用します。
print
コマンドは、ドライバーやファイル形式をより詳細にコントロールします。[印刷プレビュー] ダイアログ ボックスを使って、Figure のサイズ、縦横比、配置、ページ見出しをコントロールできます。
ファイル メニューからの印刷
[ファイル] メニューには、印刷に関連するメニュー オプションが 2 つあります。
[印刷プレビュー] オプションはダイアログ ボックスを表示します。このダイアログ ボックスでは、出力するページをプレビューしながら、印刷する Figure のレイアウトとスタイルを決めることができます。さらに、このダイアログ ボックスからその Figure を印刷できます。このダイアログ ボックスには、以前は [ページ設定] ダイアログ ボックスの一部であったオプションが含まれます。
[印刷] オプションは、プリンターの選択、標準の印刷オプションの選択、Figure の印刷のためのダイアログ ボックスを表示します。
印刷する出力が希望通りかどうかをみるためには、[印刷プレビュー] を使います。[ページ設定] ダイアログ ボックスの [ヘルプ] ボタンをクリックすると、ページの設定方法に関する情報が表示されます。
Figure をグラフィックス ファイルにエクスポート
[ファイル] メニューの [エクスポートの設定] オプションは、グラフィックス ファイルとして保存する Figure のテキストのサイズ、フォント、スタイルなどのグラフィックスの特性を設定できる GUI を開きます。[エクスポートの設定] ダイアログ ボックスでは、出力をカスタマイズして標準化するためのテンプレートを定義し、適用することができます。設定の後で、Figure を EPS、PNG、TIFF などさまざまな標準グラフィックス ファイル形式にエクスポートできます。
印刷コマンドの利用
print
コマンドは、プリンターに送られる出力タイプにおいてより柔軟性があり、関数ファイルやスクリプト ファイルから印刷を制御できます。結果は、直接既定のプリンターに送られるか、または指定した出力ファイルに保存されます。TIFF、JPEG、 PNG などのさまざまな出力形式が利用可能です。
たとえば、次のステートメントは、現在の Figure ウィンドウの内容を PNG グラフィックスとして magicsquare.png
というファイルに保存します。
print -dpng magicsquare.png
Figure を画面上の Figure と同じサイズで保存するには、次のステートメントを使用します。
set(gcf,'PaperPositionMode','auto') print -dpng -r0 magicsquare.png
同じ Figure を 200 dpi の解像度で TIFF ファイルとして保存するためには、次のコマンドを使います。
print -dtiff -r200 magicsquare.tiff
コマンド ラインで print
と入力した場合、
既定のプリンターに現在の Figure を印刷します。