多変量データ
MATLAB® は、多変量統計データに対して列方向の解析を行います。データ セットの中の各々の列は 1 つの変数を表し、行は観測値です。(i,j)
番目の要素は、j
番目の変数の i
番目の観測値です。
たとえば、3 変数をもつデータを考えましょう。
心拍数
重み
週に行う運動時間
5 つの観測値に対して、結果の配列は、次のようになります。
D = [ 72 134 3.2 81 201 3.5 69 156 7.1 82 148 2.4 75 170 1.2 ]
最初の行には患者 1 の心拍数、体重、運動時間が、2 番目の行には、患者 2 のデータ、などのように含まれています。さて、このデータ セットに MATLAB のデータ解析関数を適用してみましょう。たとえば、各列の平均、標準偏差の計算には次を使います。
mu = mean(D), sigma = std(D) mu = 75.8 161.8 3.48 sigma = 5.6303 25.499 2.2107
MATLAB で利用可能なデータ解析関数の一覧を表示するには、次を入力します。
help datafun
Statistics and Machine Learning Toolbox™ にアクセスできる場合は、次のように入力してください。
help stats