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極座標軸のカスタマイズ

グラフをより理解しやすくするために、極座標軸の特定の特性を変更できます。たとえば、グリッド ラインの位置と関連するラベルを変更できます。また、グリッド ラインの色とラベルのフォント サイズを変更することもできます。

極座標プロットの作成

ラインを極座標にプロットし、タイトルを追加します。

theta = linspace(0,2*pi);
rho = 2*theta;
figure
polarplot(theta,rho)
title('My Polar Plot')

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type line.

R2022a より前の場合は、既定で極座標軸に度記号は含まれません。追加するには、pax = gca を使用して極座標軸を取得します。その後、pax.ThetaTickLabel = string(pax.ThetaTickLabel) + char(176) を使用して目盛りラベルを変更します。

プロパティを使用した極座標軸のカスタマイズ

極座標プロットを作成すると、MATLAB によって PolarAxes オブジェクトが作成されます。PolarAxes オブジェクトには、フォント サイズ、色、ティックなどの極座標軸の外観をカスタマイズするために使用できるプロパティがあります。完全な一覧については、PolarAxes のプロパティを参照してください。

pax = gca のように関数 gca を使用して、PolarAxes オブジェクトにアクセスします。次に、pax.FontSize = 14 のように、pax をドット表記と共に使用してプロパティを設定します。

pax = gca
pax = 
  PolarAxes (My Polar Plot) with properties:

             ThetaLim: [0 360]
                 RLim: [0 14]
       ThetaAxisUnits: 'degrees'
             ThetaDir: 'counterclockwise'
    ThetaZeroLocation: 'right'

  Use GET to show all properties

pax.FontSize = 14;

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type line.

theta - 軸の目盛り値

theta 軸のラインを 45 度間隔で表示します。増加する値からなるベクトルとして位置を指定します。

thetaticks(0:45:315)

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type line.

theta 軸の値を度数ではなくラジアン単位で表示するには、ThetaAxisUnits プロパティを設定します。

pax = gca;
pax.ThetaAxisUnits = 'radians';

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type line.

theta 軸を時計回り方向に増加するように変更します。また、ゼロ基準角が左側に位置するように theta 軸を回転します。

pax = gca;
pax.ThetaDir = 'clockwise';
pax.ThetaZeroLocation = 'left';

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type line.

r 軸の範囲、目盛り値、およびラベル

値の範囲が -5 から 15 になるように r 軸の範囲を変更します。ラインを -2、3、9、および 15 の値の位置に表示します。次に、各ラインの横に表示されるラベルを変更します。ラベルを文字ベクトルの cell 配列で指定します。

rlim([-5 15])
rticks([-2 3 9 15])
rticklabels({'r = -2','r = 3','r = 9','r = 15'})

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type line.

グリッド ラインとラベルの色

theta 軸と r 軸のグリッド ライン、および関連するラベルに異なる色を使用するには、ThetaColor プロパティと RColor プロパティを設定します。グリッド ラインの幅を変更するには、LineWidth プロパティを設定します。

'blue' のような色名の文字ベクトルか、または RGB 3 成分を使用して色を指定します。RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7] のようになります。

pax = gca;
pax.ThetaColor = 'blue';
pax.RColor = [0 .5 0];

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type line.

ラベルに影響することなくすべてのグリッド ラインの色を変更するには、GridColor プロパティを設定します。

pax.GridColor = 'red';

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type line.

GridColor プロパティを指定すると、ThetaColor プロパティと RColor プロパティはグリッド ラインに影響を与えなくなります。ThetaColor プロパティと RColor プロパティがグリッド ラインに影響を与えるようにする場合は、GridColorMode プロパティを元の 'auto' に設定します。

参考

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