Main Content

最新のリリースでは、このページがまだ翻訳されていません。 このページの最新版は英語でご覧になれます。

グラフィックス オブジェクトによってコントロールされる機能

グラフィックス オブジェクトの目的

グラフィックス オブジェクトは、線グラフ、イメージ、テキスト、これらのオブジェクトの組み合わせなどのデータを、直感的でわかりやすい方法で表現します。グラフィックス オブジェクトは、他のオブジェクトのコンテナーまたはデータの表現として機能します。

  • コンテナー — Figure にすべてのグラフィックス オブジェクトが表示されます。パネルとグループを使用すると、オブジェクトのコレクションを特定の操作で 1 つのエンティティとして処理できます。

  • 座標軸は、グラフ内の実データを表現するオブジェクトに対して座標系を定義するコンテナーです。

  • データ可視化オブジェクト — さまざまなタイプのグラフを実装するライン、テキスト、イメージ、表面およびパッチです。

Figure

Figure とは MATLAB® によりグラフィックスが表示されるウィンドウです。Figure には、メニュー、ツール バー、ユーザー インターフェイス オブジェクト、コンテキスト メニューおよび座標軸が含まれます。

Figure は、MATLAB で 2 つの異なる役割を果たします。

  • データのグラフを含む

  • ユーザー インターフェイスを含む (インターフェイス内のグラフを含むことも可能)

Figure によってコントロールされるグラフィックス機能

Figure のプロパティは、グラフに影響するいくつかの特性をコントロールします。

  • 表面とパッチの色と透明性 — AlphamapColormap

  • プロットされるラインおよび座標軸のグリッド ラインの外観 — GraphicsSmoothing

  • グラフの印刷およびエクスポート — Figure の印刷関連プロパティ

  • 描画速度とレンダリング機能 — Renderer

Figure ではレンダラーと呼ばれる異なる描画手法が使用されます。2 つのレンダラーがあります。

  • OpenGL® — 多くのアプリケーションに対して MATLAB で使用される既定のレンダラー。詳細は、opengl を参照してください。

  • Painters — ソフトウェアの不具合または旧式のソフトウェア ドライバーをもつ特定のグラフィックス ハードウェアを搭載したコンピューターで、OpenGL の問題が発生する場合に使用します。PDF など特定の形式に合わせてグラフィックスをエクスポートする場合にも使用されます。

    メモ

    最適な結果を得るため、お使いのコンピューターにハードウェア ベンダーから提供される最新のグラフィックス ハードウェア ドライバーが搭載されていることを確認してください。

Figure の全プロパティの一覧については、Figure のプロパティ を参照してください。

座標軸

MATLAB は、座標軸を作成して各グラフの座標系を定義します。座標軸は必ず figure オブジェクトに含まれます。座標軸自体にはデータを表すグラフィックス オブジェクトが含まれます。

座標軸は、MATLAB によるグラフィカル情報の表示方法の多くの要素をコントロールします。

座標軸によってコントロールされるグラフィックス機能

グラフでカスタマイズ可能な内容の多くは、座標軸のプロパティでコントロールされます。

  • 軸の範囲、向きおよび目盛りの配置

  • 軸のスケール (線形または対数)

  • グリッド コントロール

  • タイトルおよび軸ラベルのフォントの特性

  • 複数ラインのグラフの既定のライン色およびライン スタイル

  • 軸のラインとグリッド コントロール

  • カラーマップに基づくオブジェクトの色のスケーリング

  • 表示と縦横比

  • 軸の範囲へのグラフのクリップ

  • 座標軸のサイズ変更動作のコントロール

  • ライティングおよび透明性のコントロール

座標軸の全プロパティの一覧については、Axes のプロパティ を参照してください。

データを表現するオブジェクト

データ オブジェクトとは、グラフがデータを表現するために使用するライン、イメージ、テキストおよび多角形のことです。以下に例を示します。

  • ラインは、指定された x 座標と y 座標を使用してデータ点を接続します。

  • マーカーは、ある値の範囲に散在しているデータを特定します。

  • 矩形バーは、ヒストグラムにおける値の分布を示します。

グラフにはさまざまな種類があるのでデータ オブジェクトも多種多様です。ラインや四角形などの汎用オブジェクトから、エラー バー、カラー バー、凡例といった高度に特化したものまでさまざまです。

データ オブジェクトによってコントロールされるグラフィックス機能

データ オブジェクトのプロパティはオブジェクトの外観をコントロールするだけでなく、オブジェクトを定義するデータも含んでいます。また、いくつかの動作をコントロールすることもできます。

  • データ — データを変更するとグラフが更新されます。多くのデータ オブジェクトは、データを含むワークスペース変数にデータ プロパティをリンクすることができます。

  • カラー データ — オブジェクトは、カラー データを指定することで、データを色にマップする方法をコントロールできます。

  • 外観 — ライン、マーカー、多角形の面の色、およびラインのスタイルとマーカー タイプを指定します。

  • 特定の動作 — プロパティにより、オブジェクトのデータの解釈方法や表示方法をコントロールできます。たとえば、bar オブジェクトの BarLayout プロパティは、バーをグループ化するか、またはスタックするかを決定します。また、contour オブジェクトの LevelList プロパティは、等高線を描画する等高線間隔を指定します。

高水準関数と低水準関数

プロット関数は、データ オブジェクトを以下の 2 つのうちいずれかの方法で作成します。

  • 高水準関数 — 既存のグラフを新しい完全なグラフで置き換えます。高水準関数には plotbarscatter などがあります。高水準関数の概要については、MATLAB プロットのタイプを参照してください。

  • 低水準関数 — 既存のグラフにできるだけ変更を加えずにグラフィックス オブジェクトを追加します。低水準関数には linepatchrectanglesurfacetextimage および light があります。

グループ オブジェクト

グループ オブジェクトを使うと、複数のデータ オブジェクトを 1 つのエンティティとして扱うことができます。たとえば、グループ全体を表示または非表示にしたり、1 つのオブジェクトのみがクリックされたときにすべてのオブジェクトを選択したり、グループ内の全オブジェクトを回転、移動またはスケールする変換行列を適用したりできます。

以下のコードは、プロットされたラインを、関数 hggroup によって返されるグループ オブジェクトの子オブジェクトにします。text オブジェクトはグループには含まれません。

y = magic(5);
hg = hggroup;
plot(y,'Parent',hg)
text(2.5,10,'Plot of 5x5 magic square')

annotation オブジェクト

annotation オブジェクトは矢印、テキスト ボックスおよびこれらの組み合わせから構成されます。annotation オブジェクトには、グラフの注釈付けに使用されるデータ オブジェクトの制限を解消する以下の特別な機能があります。

  • annotation オブジェクトは Figure の子オブジェクトです。

  • 注釈は Figure 内の任意の場所に簡単に配置できます。

  • 正規化された Figure の座標 (左下 = (0,0)、右上 = (1,1)) に annotation オブジェクトの位置を設定して、座標軸で表されるデータ範囲に依存しないようにできます。

メモ

annotation オブジェクトは MATLAB では特別なレイヤーの子オブジェクトになります。オブジェクトをこのレイヤーの子オブジェクトにしないでください。MATLAB では annotation オブジェクトは適切な親オブジェクトに自動的に割り当てられます。