ドキュメンテーション

ネットワーク ライセンス マネージャーの管理

この節では、FlexNet® のライセンスによって提供され、ネットワーク ライセンス マネージャーの管理に使用できるいくつかのユーティリティについて説明します。これらのユーティリティの詳細については、MATLAB® インストールに付属している PDF 形式の『ライセンス管理ガイド』 (matlabroot\etc\LicenseAdministration.pdf) を参照してください。

LMTOOLS の使用 (Windows システムのみ)

Windows システムでは、FlexNet Publisher ライセンスに LMTOOLS というツールが含まれています。LMTOOLS を使用すると、次のような数多くのライセンス管理タスクを実行できます。

  • ネットワーク ライセンス マネージャーのステータスの取得

  • ネットワーク ライセンス マネージャーの起動と停止

  • ネットワーク ライセンス マネージャーのサービスとしての設定

以下の例では、LMTOOLS を使用して、ネットワーク ライセンス マネージャーの現在の状態を確認する方法を説明します。

  1. matlabroot\etc\$ARCH フォルダーにある lmtools.exe ファイルをダブルクリックして、LMTOOLS を起動します。ここで、matlabroot は MATLAB インストール フォルダー、$ARCHwin64 などのプラットフォーム固有のサブフォルダーです。

  2. [Server Status] タブをクリックします。

  3. [Perform Status Enquiry] ボタンをクリックします。コマンド lmutil lmstat -a を入力したときと同じ情報が LMTOOLS によって表示されます。

ネットワーク ライセンス マネージャーのコマンド ライン ユーティリティの使用

FlexNet ライセンスには、ネットワーク ライセンス マネージャーの起動、停止および監視に使用できる一連のライセンス管理ユーティリティが含まれています。

Windows システムでは FlexNet によって、lmutil.exe と呼ばれる単一のコマンド ライン実行可能ファイルにすべてのユーティリティがパッケージ化されています。このプログラムは matlabroot\etc\$ARCH フォルダーで利用できます。ここで、matlabroot は MATLAB インストール フォルダーであり、$ARCHwin64 などのプラットフォーム固有のサブフォルダーです。たとえば、ネットワーク ライセンス マネージャーのステータス チェックを実行するには、DOS コマンド ウィンドウを開き、lmstat を引数として指定して lmutil を実行します。

lmutil lmstat -a -c "C:\Program Files\MATLAB\R2019b\etc\license.dat"

-a オプションを指定すると、詳細なリストが表示されます。-c オプションも含めて、使用するライセンス ファイルを指定しなければなりません。このオプションは、lmutil オプションを指定するときに必ず使用しなければなりません。インストールのパスがスペースを含む場合は、パスを引用符で囲んでください。以下は、返された情報の一部を示したものです。

lmutil - Copyright (c) 1989-2014 Flexera Software Inc. All Rights Reserved.
Flexible License Manager status on Tue 11/5/2014 10:11

[Detecting lmgrd processes...]
License server status: 27000@ah-jcustomer
License File(s) on customerj: C:\Program Files\MATLAB\R2019b\etc\license.dat:

  customerj: license server UP (MASTER) v.11.9

Vendor daemon status (on ah-jcustomer):

    MLM: UP v11.9

Feature usage info:

Users of MATLAB: (Total of 5 licenses available)

Users of SIMULINK: (Total of 5 licenses available)

Users of Control_Toolbox: (Total of 5 licenses available)

Users of Identification_Toolbox: (Total of 5 licenses available). 

lmutil パッケージ内の全ユーティリティのリストを表示するには、以下を入力します。

lmutil -h

特定のユーティリティのヘルプを取得するには、次に示すようにユーティリティ名を -h オプションと共に入力します。

lmutil lmstat -h

Linux システムおよび macOS システムでは、これらのライセンス管理ユーティリティは個別の実行可能ファイルで、matlabroot/etc フォルダーに含まれています。たとえば、ネットワーク ライセンス マネージャーのステータスを表示するには、次のように lmstat ユーティリティを使用します。

lmstat -a

lmutil - Copyright (c) 1989-2016 Flexera Software Inc. All Rights Reserved.
Flexible License Manager status on Fri 11/4/2016 10:11

License server status: 27000@ah-jcustomer
License File(s) on customerj: /user/local/MATLAB/R2019b/etc/license.dat:

  customerj: license server UP (MASTER) v.11.9

Vendor daemon status (on customerj):

    MLM: UP v11.9

Feature usage info:

Users of MATLAB: (Total of 5 licenses available)

Users of SIMULINK: (Total of 5 licenses available)

特定のユーティリティのヘルプを取得するには、次のように -h オプションを使用します。

lmstat -h

次の表には、最も役立つライセンス管理ツールの名前が一覧表示されています。

ユーティリティ説明

lmdiag

ライセンスのチェックアウトの問題を診断します。

lmdown

ライセンス サーバー ノードにおけるすべてのライセンス デーモン (lmgrd とすべてのベンダー デーモン) をシャットダウンします。

lmhostid

システムのホスト ID を報告します。

lmreread

ネットワーク ライセンス マネージャーでライセンス ファイルを再度読み取り、任意の新しいベンダー デーモンを起動します。

メモ: lmreread を使用してユーザーベース ライセンスのライセンス ファイルを再処理する場合、関連するネットワーク ライセンス マネージャーのオプション ファイル内の INCLUDE ステートメントに対する変更は、15 分遅れで有効になります。

lmstat

すべてのネットワーク ライセンス アクティビティのステータスを表示します。

lmswitchr

レポート ログ ファイルを切り替えます。

lmver

ライブラリ ファイルまたはバイナリ ファイルのバージョンを確認します。

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