ドキュメンテーション

製品のオフライン インストール

1 台のマシンにファイル インストール キー (FIK) を使用して MATLAB をインストールするには、どのライセンス タイプ (エンド ユーザーおよび管理者) の場合でも以下の手順に従います。ターゲット マシンがインターネットに接続されていない場合、以下の手順が最適な方法ですが、FIK の取得とインストーラーのダウンロード時には、インターネット接続が必要です (もしくは、これらをシステム管理者から入手します)。

System Requirements for MATLAB でシステムの最小要件を満たしていることを確認してください。

手順 1: 準備

インターネット接続がなく、対話的にインストールを行うには、以下が必要になります。

  • "ファイル インストール キー" とライセンス ファイルをお手元にご用意ください。これらは、ネットワーク接続なしにインストールとアクティベーションを実行する際に必要になります。

    ファイル インストール キーによって、インストール可能な製品が特定されます。ライセンス ファイルでは、実行できる製品が特定され、インストールがアクティベートされます。ライセンス管理者は、MathWorks® Web サイトのライセンス センターにアクセスして、ファイル インストール キーとライセンス ファイルを取得できます。これらをダウンロードして USB メモリなどの取り外し可能なストレージに保存し、ターゲット マシンにコピーします。

  • MATLAB® インストーラーを含む製品ファイルが、コンピューターの既定のダウンロード フォルダーまたはネットワーク共有フォルダーなどのアクセス可能な場所にあることを確認します。製品ファイルがコンピューターの既定のダウンロード フォルダー以外の場所にある場合は、インストーラー ファイルは製品ファイルと同じフォルダー内に存在しなければなりません。

  • ソフトウェアをインストールするための適切な権限があることを確認してください。これに関する質問は、システム管理者に問い合わせてください。

    メモ

    ソフトウェアをインストールするために管理者アカウントを使用しますが、通常は管理ユーザー アカウントに対してソフトウェアのアクティベーションを行いません。ソフトウェアをアクティベートするときは、ソフトウェアの使用者となるこれらの権限をもたないアカウントを指定します。管理者権限をもつユーザーとして MATLAB を実行することは推奨されません。

    • Windows システム — 使用しているコンピューターの管理者アカウントの名前とパスワードを取得します。インストーラーによってインストール中にシステム レジストリが変更されます。

    • Linux システム — ルート パスワードを取得します。MATLAB ソフトウェアはスーパーユーザー権限がなくてもインストールできますが、特定のインストール オプションが制限されます。たとえば、matlab コマンドへのシンボリック リンクの設定、保護されているフォルダーへの製品ファイルのインストール、またはシステム起動スクリプトの編集を行うには、スーパーユーザーのステータスを保有していなければなりません。

    • macOS システム — 使用しているコンピューターの管理者アカウントの名前とパスワードを取得します。管理者アカウントは macOS システムの構成時に設定されたユーザー アカウントであり、MathWorks アカウントではありません。インストール中に、この名前とパスワードを以下に示す [Authenticate] ダイアログ ボックスに入力しなければなりません。

  • インストール中は、システムのウイルス対策ソフトウェアとインターネット セキュリティ アプリケーションを無効にしてください。これらのアプリケーションによって、インストールの処理が遅くなったり、反応がなくなったように見えたりすることがあります。

インターネットに接続している場合は、製品のオンライン インストール の説明に従ってください。MathWorks では、インターネット接続を使用してインストールとアクティベーションを行うことを推奨しています。

この手順は、スタンドアロンまたはネットワーク ライセンス オプションをインストールする場合に使用できます。ネットワーク ライセンス オプションでこの方法を使用する場合は、ライセンス ファイルのパスを指定して、ネットワーク ライセンス マネージャーを設定するかどうかを選択しなければなりません。これらの追加手順の詳細については、クライアント システムへの MathWorks ソフトウェアのインストール を参照してください。

手順 2: インストーラーの起動

メモ

製品ファイルを含むフォルダーには使用しているプラットフォーム向けのインストーラー ファイルがルートに含まれ、またアーカイブ サブフォルダーが含まれていることを確認します。インストーラー ファイルは、Windows では setup.exe、Linux では installmacOS では InstallForMacOSX です。アーカイブ サブフォルダー内のファイル数が 3 つ未満である場合は、必要なファイルが欠落している可能性があります。インストールを後で行う場合の製品のダウンロード の手順を使用してファイルを再度ダウンロードするように、管理者に依頼してください。

  1. 製品ファイル (インストーラー ファイルを含む) をコンピューターまたはアクセス可能な場所 (USB ドライブ、ネットワーク共有フォルダーなど) にコピーします。

  2. インストーラーを起動します。インストーラーの起動方法は、プラットフォームによって異なります。

    • Windows

      ユーザーまたは管理者が以前に製品ファイルをダウンロードし、製品ファイルをコンピューター、ネットワーク共有フォルダー、またはメディアにコピーした場合は、製品ファイルのあるフォルダーの最上位に移動して setup.exe をクリックします。

    • macOS

      ユーザーまたは管理者が以前に製品ファイルをダウンロードし、解凍したファイルをコンピューター、ネットワーク共有フォルダー、またはメディアにコピーした場合は、製品ファイルのあるフォルダーの最上位に移動し、InstallForMacOSX アイコンをダブルクリックしてインストールを開始します。

    • Linux

      ユーザーまたは管理者が以前に製品ファイルをダウンロードして、解凍したファイルをコンピューター、ネットワーク共有フォルダーまたはメディアにコピーしている場合は、製品ファイルが格納されているフォルダーの最上位に移動し、次のインストーラー コマンドを実行します。

      ./install
      

手順 3: ファイル インストール キーを使用するインストール

インターネットに接続していなくても、コンピューターまたはネットワーク共有フォルダーの製品ファイルにアクセスできる場合は、[ファイル インストール キーを使用する] オプションをオンにして [次へ] をクリックします。

手順 4: ライセンス許諾書の確認

ソフトウェア ライセンス許諾書を確認し、条件に同意する場合は [はい] を選択して [次へ] をクリックします。

メモ

インストール後にエンド ユーザー ライセンス許諾書を表示するには、いつでも MATLAB コマンド ウィンドウで次のコマンドを実行します。

>> edit( fullfile(matlabroot, 'license_agreement.txt') )

手順 5: ファイル インストール キーの指定

インターネットへ接続せずに、手動インストールを選択した場合、[ファイル インストール キー] ダイアログ ボックスが表示されます。ファイル インストール キーによって、インストール可能な製品が特定されます。

キーを保有している場合は、[ライセンスに対するファイル インストール キーを保有しています] オプションをオンにし、ファイル インストール キーを入力して [次へ] をクリックします。ライセンス管理者は、MathWorks Web サイトのライセンス センターからファイル インストール キーを取得できます。

キーを保有していない場合は、[ファイル インストール キーがありません] オプションをオンにして、[次へ] をクリックします。インストーラーには、キーの取得に必要な情報が表示されます。

ファイル インストール キーがない場合

[インストールとアクティベーションの次のステップ] ダイアログ ボックスには、MathWorks Web サイトのライセンス センターからファイル インストール キーを取得するために必要な情報が記載されています。この情報は、次の項目を含みます。

  • ホスト ID

  • リリース番号 (例: R2019b)

  • オペレーティング システムのユーザー名 (アクティベーション時にはユーザー名の大文字と小文字が区別されます)。

ファイル インストール キーを取得するには、次の手順に従います。

  1. このダイアログ ボックスに表示された情報をコピーし、[終了] をクリックしてインストーラーを終了します。Windows および Linux システムでは、[印刷]/[Print] をクリックして情報を印刷できます。

  2. インターネットに接続しているコンピューターに移動し、MathWorks Web サイトのアカウントにログインします。

  3. ライセンス センターにアクセスし、このダイアログ ボックスに表示されていた情報を入力します。MathWorks では、この情報を使用してライセンス ファイルとライセンス用のファイル インストール キーを生成します。

  4. インストールを実行するコンピューターに戻り、インストーラーを再実行します。ファイル インストール キーとライセンス ファイルの取得により、インターネットに接続していなくてもソフトウェアをインストールし、アクティベートできるようになりました。

手順 6: インストール フォルダーの指定

MathWorks 製品のインストール先となるフォルダーの名前を指定します。既定のインストール フォルダーをそのまま使用するか、[参照] をクリックして別のフォルダーを選択します。指定したフォルダーが存在しない場合は、インストーラーによって作成されます。

フォルダー名を指定するときは、任意の英数字に加えて、アンダースコアなどの一部の特殊文字を使用できます。フォルダー名の入力を誤った場合にやり直すには、[既定のフォルダーに戻す] をクリックします。選択を行った後、[次へ] をクリックします。

手順 7: インストールする製品の指定

[製品選択] ダイアログ ボックスで、インストールする製品を指定します。このダイアログ ボックスには、選択したライセンス、または指定したアクティベーション キーに関連付けられているすべての製品が一覧表示されます。ダイアログ ボックスでは、すべての製品があらかじめ選択された状態になっています。インストール対象外の製品がある場合は、製品名の横のチェック ボックスをオフにします。

インストールする製品を選択した後、[次へ] をクリックしてインストールを続行します。

メモ

製品ファイルがコンピューターに存在しない、またはインストーラーが製品ファイルと同じフォルダー内に存在しない場合、インストーラーはインストールする製品を検出できません。

手順 8: インストール オプションの指定

プラットフォームに応じて、いくつかのインストール オプションを指定できます。

Windows システム

Windows® では、[インストール オプション] ダイアログ ボックスで、[スタート] メニューとデスクトップに MATLAB の起動用ショートカットを配置するオプションが提供されます。

インストール オプションを選択した後、[次へ] をクリックしてインストールを続行します。

Linux システム

Linux システムでは、matlab スクリプトおよび mex スクリプトへのシンボリック リンクを作成するかどうかを指定できます。書き込み権限があり、自分のユーザー パスすべてに共通する /usr/local/bin などのフォルダーを指定します。

インストール オプションを選択した後、[次へ] をクリックしてインストールを続行します。

手順 9: 選択内容の確認

ソフトウェアをハード ディスクにインストールする前に、インストーラーにインストール内容の要約が表示されます。設定を変更するには、[戻る] をクリックします。インストールを続行するには、[インストール] をクリックします。

メモ

使用するインストール方法によっては、確認情報がここで示される例とは異なる場合があります。

手順 10: インストールの完了

インストールが正常に完了すると、[インストールの完了] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスでは、インストールしたソフトウェアのアクティベーションを行うかどうかを選択できます。インストールしたソフトウェアは、アクティベーションを行うまで使用できません。インストール直後にアクティベーションを行うと、最も早く MATLAB の使用を開始できます。[次へ] をクリックして、アクティベーションを実行します。

アクティベーションを行わずにインストーラーを終了する場合は、[MATLAB のアクティベーション] オプションをオフにし、ラベルが [終了] に変更されたボタンをクリックします。この場合は、アクティベーション アプリケーションを使用して、後でアクティベーションを行うことができます。

手順 11: インストールのアクティベーション

MATLAB のインストールでは、続いてソフトウェアのアクティベーションが行われます。インターネット接続がない場合の手順の詳細については、インストールのオフライン アクティベーション を参照してください。

メモ

管理者:ソフトウェアのインストールは自分が行っても、アクティベーションはエンド ユーザーに行わせたいという場合があるかもしれません。この場合、手順はここで完了です。エンド ユーザーによるソフトウェアのアクティベーションの準備ができたら、リンク先の手順を実施するようエンド ユーザーに指示します。

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