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impixel

説明

対話形式によるピクセルの選択

P = impixel では現在の座標軸内でイメージから対話型でピクセルを選択することができます。ピクセルの選択を終了すると、impixel は、p にピクセル値を返します。

ピクセルの選択には、通常のボタン クリックを使います。既に選択しているピクセルを選択状態から解除するには、Backspace または Delete を押します。最後のピクセルを追加し、ピクセルの選択を 1 ステップで終了するには、Shift キーを押したままクリックするか、右クリックするか、ダブルクリックします。最後のピクセルを追加せずにピクセルの選択を終了するには、Return キーを押します。この構文やその他の対話型構文を使用すると、ピクセル選択ツールは操作が完了するまで MATLAB® コマンド ラインをブロックします。

P = impixel(I) は、グレースケール、RGB、またはバイナリ イメージ I を Figure ウィンドウに表示し、マウスを使用してイメージからユーザーがピクセルを選択するまで待機します。

P = impixel(X,cmap) は、カラーマップ cmap を使用してインデックス付きイメージ X を Figure ウィンドウに表示し、ユーザーがマウスを使用してイメージからピクセルを選択するまで待機します。

座標指定によるピクセルの選択

P = impixel(I,xi,yi) はグレースケール、トゥルーカラー、またはバイナリ イメージ I のピクセル値を返します。ピクセルの (x, y) 座標は xi および yi です。

P = impixel(X,cmap,xi,yi) は、カラーマップ cmap を使用してインデックス付きイメージ X 内のピクセルの値を返します。ピクセルの (x, y) 座標は xi および yi です。

P = impixel(xref,yref,I,xi,yi) は、xrefyref で定義されるワールド座標系を使用して、イメージ I 内のピクセル値を返します。ピクセルの頂点は、この座標系での (x, y) 座標 xi および yi を持っています。

P = impixel(xref,yref,X,cmap,xi,yi) は、カラーマップ cmap を使用し、xrefyref で定義されるワールド座標系を使用して、インデックス付きイメージ X 内のピクセル値を返します。ピクセルの頂点は、この座標系での (x, y) 座標 xi および yi を持っています。

選択したピクセルの座標も返す

[xi2,yi2,P] = impixel(___) は、選択したピクセルの (x, y) 座標 xi2 および yi2 も返します。他の任意の構文の入力引数を使用できます。

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トゥルーカラー イメージをワークスペースに読み取ります。

RGB = imread('peppers.png');

抽出するピクセルの c 列と r 行のインデックスを特定します。

c = [1 12 146 410];
r = [1 104 156 129];

選択されたピクセル位置のデータを返します。

pixels = impixel(RGB,c,r)
pixels = 4×3

    62    29    64
    62    34    63
   166    54    60
    59    28    47

入力引数

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イメージ。次のいずれかとして指定します。

  • グレースケール イメージを表す m 行 n 列の数値行列

  • トゥルーカラー イメージを表す m x n x 3 の数値配列

  • バイナリ マスクを表す m 行 n 列の logical 行列

データ型: single | double | int16 | uint8 | uint16 | logical

インデックス付きイメージ。整数の行列として指定します。

データ型: single | double | uint8 | uint16 | logical

インデックス付きイメージ X に関連付けられたカラーマップ。c 行 3 列の数値行列として指定します。各行は、カラーマップの単一色を構成する赤、緑、青の成分を指定する 3 要素の RGB 3 成分です。値が single データ型または double データ型の場合、範囲は [0, 1] でなければなりません。

データ型: single | double | uint8

サンプリングするピクセルの x 座標。長さとデータ型が yi と同じ数値ベクトルとして指定します。xref を使用してワールド座標系のイメージ範囲を指定した場合、xi はこの座標系になります。そうでない場合、xi は既定の空間座標系になります。

データ型: single | double

サンプリングするピクセルの y 座標。長さとデータ型が xi と同じ数値ベクトルとして指定します。yref を使用してワールド座標系のイメージ範囲を指定した場合、yi はこの座標系になります。そうでない場合、yi は既定の空間座標系になります。

データ型: single | double

ワールド座標の x 次元に沿ったイメージ範囲。[xmin xmax] 形式の 2 要素数値ベクトルとして指定します。xref の値はイメージ XData を設定します。xref および yref のデータ型は一致しなければなりません。

データ型: single | double

ワールド座標の y 次元に沿ったイメージ範囲。[ymin ymax] 形式の 2 要素数値ベクトルとして指定します。yref の値はイメージ YData を設定します。xref および yref のデータ型は一致しなければなりません。

データ型: single | double

出力引数

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サンプリングされたピクセル値。p 行 3 列の行列として返されます。impixel は、イメージ タイプに関係なく、RGB 3 成分としてピクセル値を常に返します。行列の各行の値は、イメージのタイプによって異なります。

イメージ タイプ

結果

RGBピクセルに対して実際の RGB データを返します。これらの値のデータ型は double です。
グレースケールR=G=B である RGB 3 成分として強度値を返します。これらの値のデータ型は double です。
インデックス付きピクセル値がポイントするカラーマップの行に保存された RGB 3 成分を返します。値はカラーマップ cmap と同じデータ型となります。
バイナリR=G=B である RGB 3 成分として強度値を返します。これらの値のデータ型は double です。

サンプリングされたピクセルの x 座標。数値ベクトルとして返されます。

  • マウスで対話型でピクセルを選択する場合、xi2 は列インデックスとして解釈されます。

  • impixel を呼び出すときにサンプリングするピクセル座標を指定する場合、xi2xi と同じ座標系の x 座標として解釈されます。

サンプリングされたピクセルの y 座標。数値ベクトルとして返されます。

  • マウスで対話型でピクセルを選択する場合、yi2 は行インデックスとして解釈されます。

  • impixel を呼び出すときにサンプリングするピクセル座標を指定する場合、yi2yi と同じ座標系の y 座標として解釈されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入