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サブシステムと浮動小数点 IP のリソース共有のパラメーター

このページでは、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [HDL コード生成][最適化][リソース共有] タブにあるコンフィギュレーション パラメーターについて説明します。設計に含まれる Atomic サブシステム、MATLAB Function ブロック、および浮動小数点 IP を共有するかどうかを指定し、ターゲット デバイスにリソースを保存するには、これらのパラメーターを有効にします。

Atomic サブシステムの共有

リソース共有の最適化によって Atomic Subsystem ブロックを共有します。

設定

既定の設定: オン

オン

リソース共有を有効にすると、HDL Coder™ は Atomic サブシステムを共有します。

オフ

Atomic サブシステムを共有しません。

依存関係

設計に含まれる Atomic Subsystem ブロックを共有するには、親の DUT サブシステムの [HDL ブロック プロパティ] で、[SharingFactor] を指定します。

コマンド ライン情報

プロパティ: ShareAtomicSubsystems
型: 文字ベクトル
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'on'

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed モデル内の symmetric_fir サブシステムの HDL コードを生成する際に ShareAtomicSubsystems 設定を使用できます。

  • プロパティを引数として関数 makehdl に渡す。

    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', ... 
            'ShareAtomicSubsystems','on')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed','ShareAtomicSubsystems','on')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

参考

MATLAB Function ブロックの共有

リソース共有の最適化によって MATLAB Function ブロックを共有します。

設定

既定の設定: オン

オン

リソース共有を有効にすると、HDL Coder は MATLAB Function ブロックを共有します。

オフ

MATLAB Function ブロックを共有しません。

依存関係

設計に含まれる MATLAB Function ブロックを共有するには、親の DUT サブシステムの [HDL ブロック プロパティ] で、[SharingFactor] を指定します。

コマンド ライン情報

プロパティ: ShareMATLABBlocks
型: 文字ベクトル
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'on'

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed モデル内の symmetric_fir サブシステムの HDL コードを生成する際に ShareMATLABBlocks 設定を使用できます。

  • プロパティを引数として関数 makehdl に渡す。

    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', ... 
            'ShareMATLABBlocks','on')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed','ShareMATLABBlocks','on')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

参考

浮動小数点 IP の共有

設定

既定の設定: オン

オン

リソース共有を有効にすると、HDL Coder は浮動小数点 IP ブロックを共有します。

オフ

浮動小数点 IP ブロックを共有しません。

依存関係

浮動小数点 IP を共有するには、以下を行います。

  • 親の DUT サブシステムの [HDL ブロック プロパティ] で、[SharingFactor] を指定します。共有される浮動小数点 IP ブロックの数は、サブシステムに指定した [SharingFactor] によって異なります。

  • [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [HDL コード生成][浮動小数点のターゲット] ペインで、[浮動小数点の使用] を選択します。

コマンド ライン情報

プロパティ: ShareFloatingPointIP
型: 文字ベクトル
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'on'

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed モデル内の symmetric_fir サブシステムの HDL コードを生成する際に ShareFloatingPointIP 設定を使用できます。

  • プロパティを引数として関数 makehdl に渡す。

    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', ... 
            'ShareFloatingPointIP','on')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed','ShareFloatingPointIP','on')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

参考