その他の RTL 記述ルールのパラメーター
これらのパラメーターは、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [HDL コード生成] 、 [グローバル設定] ペインの [コーディング標準] タブにある [RTL 記述ルール] セクションに属しています。これらのパラメーターを使用して、業界標準のガイドラインの RTL 記述ルールをカスタマイズします。これらのルールは、乗算器の幅、変数の使用を最小限に抑えるかどうか、RAM の初期値を提供する開始ステートメントのチェックに関連します。
変数の使用を最小限に抑える
変数の使用を最小限に抑えるかどうかを指定します。このチェックは、業界標準のガイドラインの CGSL-2.G に対応します。
設定
既定の設定: オフ
オン
変数の使用を最小限に抑えます。
オフ
変数の使用を最小限に抑えません。
依存関係
[変数の使用を最小限に抑える] チェック ボックスをオンにするには、[HDL コーディング標準] パラメーターを [Industry]
に設定します。
コマンド ライン情報
このプロパティを設定するには、次の手順に従います。
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトを作成します。
cso = hdlcoder.CodingStandard('Industry');
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトの
MinimizeVariableUsage
プロパティを設定します。たとえば、変数の使用を最小限に抑えるには、以下を入力します。
cso.MinimizeVariableUsage.enable = true;
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトに
HDLCodingStandardCustomizations
プロパティを設定し、コーティング標準を指定してコードを生成します。たとえば、DUT が
sfir_fixed/symmetric_fir
の場合は、以下を入力します。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', 'HDLCodingStandard','Industry', ... 'HDLCodingStandardCustomizations',cso);
参考
RAM の初期値を設定する開始ステートメントをチェック
RAM の初期値を設定する開始ステートメントをチェックするかどうかを指定します。このチェックは、業界標準のガイドラインの CGSL-2.C.D.1 に対応します。
設定
既定の設定: オン
オン
RAM の初期値を設定する開始ステートメントをチェック
オフ
RAM の初期値を設定する開始ステートメントをチェックしません。
依存関係
[RAM の初期値を設定する開始ステートメントをチェック] チェック ボックスをオフにするには、[HDL コーディング標準] パラメーターを [Industry]
に設定します。
コマンド ライン情報
このプロパティを設定するには、次の手順に従います。
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトを作成します。
cso = hdlcoder.CodingStandard('Industry');
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトの
InitialStatements
プロパティを設定します。たとえば、RAM の初期値を設定する開始ステートメントのチェックを無効にするには、以下を入力します。
cso.InitialStatements.enable = false;
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトに
HDLCodingStandardCustomizations
プロパティを設定し、コーティング標準を指定してコードを生成します。たとえば、DUT が
sfir_fixed/symmetric_fir
の場合は、以下を入力します。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', 'HDLCodingStandard','Industry', ... 'HDLCodingStandardCustomizations',cso);
参考
乗算器の幅をチェック
乗算器のビット幅をチェックするかどうかを指定します。このチェックは、業界標準のガイドラインの CGSL-2.J.F.5 に対応します。
設定
既定の設定: オン
オン
乗算器の幅をチェックします。
- 最大値
乗算器の最大ビット幅を正の整数で指定します。既定値は 16 です。
オフ
乗算器の幅をチェックしません。
依存関係
[乗算器の幅をチェック] チェック ボックスをオフにするには、[HDL コーディング標準] パラメーターを [Industry]
に設定します。
コマンド ライン情報
このプロパティを設定するには、次の手順に従います。
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトを作成します。
cso = hdlcoder.CodingStandard('Industry');
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトの
MultiplierBitWidth
プロパティを設定します。たとえば、乗算器の幅のチェックを有効にしてビット幅の最大値を 32 に設定するには、以下を入力します。
cso.MultiplierBitWidth.enable = true; cso.MultiplierBitWidth.width = 32;
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトに
HDLCodingStandardCustomizations
プロパティを設定し、コーティング標準を指定してコードを生成します。たとえば、DUT が
sfir_fixed/symmetric_fir
の場合は、以下を入力します。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', 'HDLCodingStandard','Industry', ... 'HDLCodingStandardCustomizations',cso);