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実数とブラック ボックス インターフェイスの診断のパラメーター
この節では、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [詳細設定] タブにある [診断] オプションのパラメーターを示します。[HDL コード生成] 、 [グローバル設定] を選択します。これらのパラメーターは、ブラック ボックス インターフェイスでの名前の競合や生成された HDL コード内での実数の有無をチェックする場合に使用します。
ブラック ボックス インターフェイスでの名前の競合のチェック
生成された HDL コードおよびブラック ボックス インターフェイス HDL コードでモジュールまたはエンティティの重複している名前をチェックするかどうかを指定します。
設定
既定の設定: 警告
- なし
生成された HDL モジュール名と同じ HDL モジュール名をもつブラック ボックス サブシステムをチェックしません。
- 警告
生成された HDL モジュール名と同じ HDL モジュール名をもつブラック ボックス サブシステムをチェックします。一致する名前が見つかると、警告が表示されます。
- エラー
生成された HDL モジュール名と同じ HDL モジュール名をもつブラック ボックス サブシステムをチェックします。一致する名前が見つかると、エラーが表示されます。
コマンド ライン情報
プロパティ: DetectBlackBoxNameCollision |
型: 文字ベクトル |
値: 'None' | 'Warning' | 'Error' |
既定の設定: 'Warning' |
このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param
または makehdl
を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param
を使用します。
たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed
モデル内の symmetric_fir
サブシステムの HDL コードを生成する際にこのプロパティを指定できます。
hdlset_param
を使用してモデルのパラメーターを設定する。次に、makehdl
を使用して HDL コードを生成する。hdlset_param('sfir_fixed','DetectBlackBoxNameCollision','None') makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')
プロパティを引数として関数
makehdl
に渡す。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir','DetectBlackBoxNameCollision','None')
参考
生成された HDL コード内での実数の有無のチェック
生成された HDL コードで、実数をチェックするかどうかを指定します。
設定
既定の設定: エラー
- なし
生成された HDL コードで実数をチェックしません。
- 警告
生成された HDL コードに実数データ型が存在するかチェックし、警告します。生成された HDL コードに含まれる実数データ型は、ターゲット FPGA デバイスで合成できません。
- エラー
チェックして、生成された HDL コードで実数データ型が使用されている場合はエラーを生成します。設計の合成ではなくシミュレーションを目的としたコードを生成している場合、この設定を
Warning
またはNone
に変更できます。合成可能な HDL コードを生成するには、[浮動小数点 IP ライブラリ] を[Native Floating Point]
に設定します。
コマンド ライン情報
プロパティ: TreatRealsInGeneratedCodeAs |
型: 文字ベクトル |
値: 'None' | 'Warning' | 'Error' |
既定の設定: 'Error' |
このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param
または makehdl
を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param
を使用します。
たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed
モデル内の symmetric_fir
サブシステムの HDL コードを生成する際にこのプロパティを指定できます。
hdlset_param
を使用してモデルのパラメーターを設定する。次に、makehdl
を使用して HDL コードを生成する。hdlset_param('sfir_fixed','TreatRealsInGeneratedCodeAs','Warning') makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')
プロパティを引数として関数
makehdl
に渡す。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir','TreatRealsInGeneratedCodeAs','Warning')
参考
生成された HDL コード内での不均衡な遅延の有無をチェック
生成された HDL コードで、不均衡な遅延をチェックするかどうかを指定します。
設定
既定の設定: エラー
- なし
生成された HDL コードで不均衡な遅延をチェックしません。
- 警告
生成された HDL コードに不均衡な遅延が存在するかチェックし、警告します。
- エラー
チェックして、生成された HDL コードで不均衡な遅延が使用されている場合はエラーを生成します。設計の合成ではなくシミュレーションを目的としたコードを生成している場合、この設定を
Warning
またはNone
に変更できます。
コマンド ライン情報
プロパティ: TreatBalanceDelaysOffAs |
型: 文字ベクトル |
値: 'None' | 'Warning' | 'Error' |
既定の設定: 'Error' |
このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param
または makehdl
を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param
を使用します。
たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed
モデル内の symmetric_fir
サブシステムの HDL コードを生成する際にこのプロパティを指定できます。
hdlset_param
を使用してモデルのパラメーターを設定する。次に、makehdl
を使用して HDL コードを生成する。hdlset_param('sfir_fixed','TreatBalanceDelaysOffAs','Warning') makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')
プロパティを引数として関数
makehdl
に渡す。makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir','TreatBalanceDelaysOffAs','Warning')