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継承された型をもつ結果に対する推奨の取得

ブロックは、そのブロックが接続されている信号や特定のブロック パラメーターなど、さまざまなソースからデータ型を継承できます。次の表に、ブロックが指定する継承ルールの種類を示します。

継承ルール説明

Inherit: Inherit via back propagation

Simulink® は、データ型伝播中に自動的にブロックの出力データ型を決定します。この場合、そのブロックは、下流のブロックまたは信号オブジェクトのデータ型を使用します。

Inherit: Same as input

ブロックは、ブロックの出力信号に対して単一入力信号のデータ型を使用します。

Inherit: Same as first input

ブロックは、ブロックの出力信号に対してその最初の入力信号のデータ型を使用します。

Inherit: Same as second input

ブロックは、ブロックの出力信号に対してその 2 番目の入力信号のデータ型を使用します。

Inherit: Inherit via internal rule

ブロックは、内部ルールを使用してその出力データ型を決定します。内部ルールに基づいて、組み込みターゲットのハードウェア特性を考慮して、数値精度、パフォーマンスおよび生成されるコード サイズを最適化するデータ型が選択されます。ソフトウェアで常に処理効率と数値精度の両方を同時に最適化できるわけではありません。

継承した出力データ型を使用するオブジェクトに対する推奨の取得方法

継承された出力データ型を指定する結果に対する推奨を有効にするには、固定小数点ツールで、ツールストリップの [変換] セクションの、[設定] の下にある [継承された型の変換] 設定を [はい] に設定します。

継承した出力データ型を指定するオブジェクトに対して、固定小数点ツールは収集された範囲および指定された推奨設定に基づいて新しいデータ型を推奨します。

固定小数点ツールが継承したデータ型に対して推奨を行わない場合

固定小数点ツールは、ブロックまたはモデル オブジェクトの [出力データ型] パラメーターに対してのみデータ型を推奨します。Sum ブロックの [アキュムレータのデータ型] または Gain ブロック内の [ゲイン] パラメーターなどのその他のブロック データ型に対しては推奨を行いません。

固定小数点ツールはまた、継承した出力データ型を使用している場合は次のモデル オブジェクトに対する推奨も行いません。

  • 信号オブジェクト

  • Stateflow® チャート

  • バス オブジェクト

  • MATLAB® 変数

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