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noperations
操作回数
構文
noperations(q)
説明
noperations(q)
は、quantizer
オブジェクト q
に対して quantize(q,...)
を呼び出しているときに行われる量子化操作の回数です。この値は、関数 quantize
を呼び出すたびに累積されます。noperations
の値を 0 にリセットするには、コマンド resetlog(q)
を発行します。
いずれかのデータ要素が量子化されるたびに、noperations
が 1 だけインクリメントされます。実数部と虚数部は別々にカウントされます。たとえば、(complex * complex)
は乗算に対しては 4 回の量子化操作、総和に対しては 2 回の量子化操作をカウントします。これは (a+bi)*(c+di) = (a*c - b*d) + (a*d + b*c)
であるからです。これに対して、(real*real)
は 1 回の量子化操作をカウントします。
さらに、入力の実数部と虚数部は別々に量子化されます。その結果、長さが 204 要素の複素数入力の場合、noperations
は 408 回の量子化操作をカウントします。入力の実数部に対して 204 回、虚数部に対して 204 回となります。
入力、状態、または係数のいずれかが複素数値の場合、すべてが実数値から複素数値に拡張されます。その際、noperations
で記録される対応する量子化操作の回数が 1 だけ増えます。具体的には、(real*real)
に必要な量子化操作の回数は (real*complex)
や (complex*complex)
より少なくなります。係数など、1 つが複素数であるためにすべての値を複素数に変更すると、(real*real)
は (real*complex)
に変わり、noperations
カウント数が増えます。