fi オブジェクト プロパティ
fi
オブジェクトに関連付けられたプロパティについて、次の各節でアルファベット順に説明します。
これらのプロパティは、fi
オブジェクトの作成時に設定できます。たとえば、fi
オブジェクトの格納整数値を設定するには、次のようにします。
x = fi(0,true,16,15,'int',4);
メモ:
fimath
プロパティおよび numerictype
プロパティも、fi
オブジェクトのプロパティです。詳細は、fimath オブジェクト プロパティおよびnumerictype オブジェクト プロパティを参照してください。
bin
fi
オブジェクトの 2 進数で格納された整数値。
data
fi
オブジェクトの数値の実際値。
dec
fi
オブジェクトの 10 進数で格納された整数値。
double
MATLAB® double
として格納される fi
オブジェクトの実際値。
fimath
fi
オブジェクトに関連付けられている fimath
プロパティ。fimath
プロパティによって、fi
オブジェクトでの固定小数点算術演算の実行ルールが決まります。fi
オブジェクトの fimath
プロパティは、ローカル fimath
オブジェクトまたは既定値から取得できます。fimath の出荷時の既定の設定は、次のとおりです。
RoundingMethod: Nearest OverflowAction: Saturate ProductMode: FullPrecision SumMode: FullPrecision
fimath
オブジェクトの詳細は、fimath オブジェクトの作成を参照してください。fimath
オブジェクトの各プロパティの詳細は、fimath オブジェクト プロパティを参照してください。
hex
fi
オブジェクトの 16 進数で格納された整数値。
int
fi
オブジェクトの格納整数値。組み込み MATLAB 整数データ型で格納されています。
NumericType
numerictype
オブジェクトには固定小数点オブジェクトのすべてのデータ型とスケーリングの属性が含まれています。numerictype
オブジェクトの動作は MATLAB 構造体と同じですが、定義済みのフィールドに有効な値のみを設定できる点が異なります。構造体の各フィールドの設定の一覧表は、『Fixed-Point Designer™ ユーザー ガイド』のnumerictype オブジェクトのプロパティに有効な値を参照してください。
メモ
fi
オブジェクトの作成後に、fi
オブジェクトの numerictype
プロパティを変更することはできません。
oct
fi
オブジェクトの 8 進数で格納された整数値。
値
fi
オブジェクトの完全精度の実際値。文字ベクトルとして保存されます。