step
System object: dsp.ArrayVectorAdder
名前空間: dsp
N 次元配列へのベクトルの加算
構文
Y = step(ava,A)
Y = step(ava,A,V)
説明
メモ
R2016b 以降では、step
メソッドを使用して、System object™ によって定義された演算を実行する代わりに、引数を関数であるかのように使ってオブジェクトを呼び出すことができます。たとえば、y = step(obj,x)
と y = obj(x)
は同等の演算を実行します。
Y = step(ava,A)
は、VectorSource
プロパティが Property
の場合、Vector
プロパティで指定されたベクトルの要素に入力配列 A
を指定の次元に沿って加算した結果 Y
を返します。Vector
プロパティで指定されるベクトルの長さは、A
における指定の次元の長さと等しくなければなりません。
Y = step(ava,A,V)
は、VectorSource
プロパティが Input port
の場合、入力ベクトル V
の要素に入力配列 A
を指定の次元に沿って加算した結果 Y
を返します。入力 V
の長さは、A
における指定の次元の長さと等しくなければなりません。
メモ
obj
は、この step
メソッドの実行先の System object を指定します。
オブジェクトは、step
メソッドがはじめて実行されるときに初期化を実行します。この初期化により、入力データの次元、実数/複素数、データ型など、調整不可能なプロパティと入力仕様がロックされます。調整不可能なプロパティまたは入力仕様を変更すると、System object はエラーを発行します。調整不可能なプロパティまたは入力を変更するには、まず release
メソッドを呼び出してオブジェクトをアンロックしなければなりません。