getPeakGain
動的システム周波数応答のピーク ゲイン
構文
説明
は、動的システム モデル gpeak
= getPeakGain(sys
)sys
のピーク入力/出力ゲインを絶対単位で返します。
sys
が SISO モデルの場合、ピーク ゲインは周波数応答振幅の最大値になります。sys
が MIMO モデルの場合、ピーク ゲインはsys
の周波数応答 2 ノルム (周波数全体での最大特異値) の最大値になります。この量はsys
の L∞ ノルムとも呼ばれ、安定したシステムの H∞ ノルムと同じになります (norm
を参照)。sys
が調整可能な、または不確かなパラメーターをもつモデルである場合、getPeakGain
はsys
の現在の値、またはノミナル値のピーク ゲインを評価します。sys
がモデル配列の場合、getPeakGain
はgpeak(k) = getPeakGain(sys(:,:,k))
のsys
と同じサイズの配列を返します。
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
getPeakGain
は[1]のアルゴリズムを使用します。固有ベクトルの計算はすべて、SLICOT ライブラリの構造維持アルゴリズムを使用して実行されます。SLICOT ライブラリの詳細については、https://github.com/SLICOTを参照してください。
参照
[1] Bruinsma, N.A., and M. Steinbuch. "A Fast Algorithm to Compute the H∞ Norm of a Transfer Function Matrix." Systems & Control Letters, 14, no.4 (April 1990): 287–93.
バージョン履歴
R2012a で導入