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MATLAB 関数を使用したレイズド コサイン フィルターの設計

この節の概要

関数 rcosdesign は、以下のタイプのフィルターを設計します (適用はしません)。

  • 有限インパルス応答 (FIR) レイズド コサイン フィルター

  • FIR ルート レイズド コサイン フィルター

関数は、出力として FIR 係数を返します。

例: ルート レイズド コサイン フィルターの設計

たとえば、下記のコマンドは、ロールオフ 0.25、フィルター スパン 6 シンボル、オーバーサンプリング係数 2 のルート レイズド コサイン FIR フィルターを設計します。

sps = 2;
num = rcosdesign(0.25, 6, sps)
num =
  Columns 1 through 7
   -0.0265    0.0462    0.0375   -0.1205   -0.0454    0.4399    0.7558
  Columns 8 through 13
    0.4399   -0.0454   -0.1205    0.0375    0.0462   -0.0265

ここで、ベクトル num は、z-1 の昇べき順にフィルターの係数を含みます。

関数 upfirdn を使用すると、rcosdesign により生成されるレイズド コサイン フィルターを使用して、データをフィルター処理できます。以下のコードは、この処理を説明しています。

d = 2*randi([0 1], 100, 1)-1;
f = upfirdn(d, num, sps);
eyediagram(f(7:200),sps)

アイ ダイアグラムは、num がレイズド コサイン フィルターであることを示して、不完全な目になります。