デスクトップ向けおよびサーバー向けの Polyspace 製品
Polyspace Bug Finder
Polyspace® Bug Finder™ は、C および C++ 組み込みソフトウェアにおけるランタイム エラー、同時実行の問題、セキュリティの脆弱性などの欠陥を特定します。Polyspace Bug Finder では、セマンティクス解析などの静的解析を使用して、ソフトウェア制御、データ フロー、および手続き間の動作を解析します。欠陥を検出して直ちに強調表示することにより、開発プロセスの初期段階でバグを重大度により順位付けし、修正を行うことができます。
Polyspace Bug Finder は、MISRA C™、MISRA C++、JSF++、CERT® C、CERT C++、カスタム命名規則などのコーディング ルール規約への準拠をチェックします。検出したバグやコード ルール違反、および循環的複雑度などのコード品質メトリクスから構成されるレポートを生成します。Polyspace Bug Finder は、Eclipse™ IDE と共にデスクトップでのコード解析に使用できます。
自動生成されたコードについては、Polyspace の結果を Simulink® モデルおよび dSPACE® TargetLink® ブロックまで遡って追跡できます。
業界標準には、IEC Certification Kit (for ISO 26262 and IEC 61508) と DO Qualification Kit (for DO-178) によって対応しています。
デスクトップ特有のワークフローについては、以下を参照してください。
デスクトップへの Polyspace 製品のインストール (Polyspace Bug Finder)
デスクトップでの Bug Finder 解析の設定 (Polyspace Bug Finder)
Polyspace ユーザー インターフェイスでの Polyspace Bug Finder の結果の確認 (Polyspace Bug Finder)
Polyspace Code Prover
Polyspace Code Prover™ は安定性の高い静的解析ツールで、C および C++ ソース コード内のオーバーフロー、ゼロ除算、配列の範囲外へのアクセスおよびその他のランタイム エラーの有無が証明されます。プログラムの実行、コード インストルメンテーションまたはテスト ケースを必要とすることなく、結果が生成されます。Polyspace Code Prover では、セマンティクスの解析および形式的手法に基づく抽象的な解釈が使用され、ソフトウェアの手続き間のフロー、制御フロー、およびデータ フローの動作が検証されます。また、手書きのコード、生成されたコードまたはその 2 つの組み合わせの検証に使用できます。各コード ステートメントは色分けされ、ランタイム エラーなし、エラーと証明、到達不能、または未証明のいずれかであることが示されます。
Polyspace Code Prover では、変数および関数の戻り値の範囲情報が表示され、指定された範囲限界値を超えた変数を証明できます。コード検証の結果を使用して品質メトリクスを追跡し、ソフトウェア品質目標との一致をチェックできます。Polyspace Code Prover は Eclipse IDE と共に使用して、デスクトップ上でコードを検証できます。
業界標準には、IEC Certification Kit (for IEC 61508 and ISO 26262) と DO Qualification Kit (for DO-178) によって対応しています。
デスクトップ特有のワークフローについては、以下を参照してください。
Polyspace Bug Finder Server
Polyspace Bug Finder Server™ は、ランタイム エラー、同時実行に関する問題、その他のコーディングの欠陥など、C および C++ で一般的なバグを特定する静的解析エンジンです。Polyspace Bug Finder Server は、ソース コードがコーディング ルール (MISRA C、MISRA C++、JSF++)、セキュリティ ルール (CWE、CERT-C、CERT-C++、ISO/IEC 17961)、およびカスタム ルールに準拠しているかについてもチェックします。
Polyspace Bug Finder Server では、プロジェクト レベル、ファイル レベル、関数レベルで循環的複雑度、HIS メトリクスなどのコード メトリクスを監視できます。さまざまなコンパイラ、ターゲット プロセッサ、RTOS 環境で使用するようにサーバーを構成し、Jenkins などのツールを使用して継続的インテグレーション システムでの実行を自動化できます。コード解析の結果は、重大度による順位付けと解決のため、Polyspace Bug Finder Access™ にパブリッシュできます。
業界標準には、IEC Certification Kit IEC Certification Kit (for IEC 61508 and ISO 26262) と DO Qualification Kit (for DO-178) によって対応しています。
サーバー特有のワークフローについては、以下を参照してください。
Polyspace Bug Finder Server のインストール (Polyspace Bug Finder)
継続的インテグレーションでのサーバーでの Bug Finder 解析のセットアップ (Polyspace Bug Finder)
Polyspace Code Prover Server
Polyspace Code ProverServer は安定性の高い静的解析エンジンで、C および C++ コード内のオーバーフロー、ゼロ除算、配列の範囲外へのアクセスおよびその他特定のランタイム エラーの有無が証明されます。これにより、あらゆる可能な制御とデータ フロー (マルチスレッド コードを含む) に対する手続き間解析が実行され、各演算は、常に安全、常にエラー、到達不能、脆弱として特定されます。Polyspace Code Prover Server は、ランタイム エラーなし、エラーと証明、到達不能、または未証明のコード セグメントを特定します。
Polyspace Code Prover Server はサーバークラスのマシンで実行でき、Jenkins などのツールを使用して自動化検証用にビルドと継続的インテグレーション システムに統合できます。解析の結果は、重大度による順位付けと解決のため、Polyspace Code Prover Access にパブリッシュできます。
業界標準には、IEC Certification Kit (for IEC 61508 and ISO 26262) と DO Qualification Kit (for DO-178) によって対応しています。
サーバー特有のワークフローについては、以下を参照してください。
Polyspace Access
Polyspace Access では、ソフトウェア エンジニアリング チームがソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたってコードの品質を確認できます。これには
Web インターフェイスでは、開発者と QE が、複数のプロジェクトの静的コード解析結果を共同で確認できます。プロジェクト ダッシュボードから調査結果の詳細まで、チーム メンバーは品質のトレンドを監視し、ソフトウェアの脆弱性、コード メトリクス、重大なランタイム エラーの解析、およびコーディング規約への準拠を解析、確認して、割り当てることができます。JIRA などのプロジェクト管理ツールと連携させることで、コード品質についてチームベースでの共同作業を行えるようになります。Polyspace Access には、オンプレミスまたはクラウドベースでホストされる一元化リポジトリがあります。このリポジトリは LDAP などの認証システムと連携して、プロジェクト データへのアクセスを制御します。
Web ブラウザー特有のワークフローについては、以下を参照してください。
"Web レビューのための Polyspace Access のインストール" (Polyspace Bug Finder) または "Web レビューのための Polyspace Access のインストール"
"Web ブラウザーでの Polyspace Bug Finder の結果のレビュー" (Polyspace Bug Finder) または "Web ブラウザーでの Polyspace Code Prover の結果のレビュー"
IDE 特有のワークフローについては、以下を参照してください。
IDE への Polyspace 製品のインストール (Polyspace Bug Finder)
IDE での Polyspace 解析の設定 (Polyspace Bug Finder)
IDE での Polyspace as You Code の結果のレビュー (Polyspace Bug Finder)