MISRA C:2012 Rule 22.6

The value of a pointer to a FILE shall not be used after the associated stream has been closed

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説明

ルール定義

The value of a pointer to a FILE shall not be used after the associated stream has been closed ¹ .

根拠

C 標準では、FILE* ポインターの値は、それに関連付けられたストリームが閉じられた後に不確定となります。ファイルストリームを閉じた後の FILE* ポインターの使用は、未定義の動作です。

Polyspace 実装

ストリームを閉じた後に FILE を指すポインターにアクセスする場合、Polyspace^® は違反を報告します。閉じられたファイルストリームに複数回アクセスする場合、Polyspace は最初の使用に対して違反を報告します。

トラブルシューティング

ルール違反を想定していてもその違反が表示されない場合、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照します。

例

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ストリームを閉じた後に `FILE` ポインターを使用

#include <stdio.h>

void func(void) {
    FILE *fp;
    void *ptr;

    fp = fopen("tmp","w");
    if(fp != NULL) {
        fclose(fp);
        fprintf(fp,"text"); // Non-compliant
    }
}

この例では、FILE* ポインター fp に関連付けられているストリームは、関数 fclose によって閉じられます。FILE* ポインター fp はストリームが再開される前に使用されており、ルールに違反しています。

チェック情報

グループ: Resources

カテゴリ: Mandatory

AGC カテゴリ: Mandatory

バージョン履歴

R2015b で導入

参考

MISRA C:2012 Dir 4.13 | MISRA C:2012 Rule 21.6 | Use of previously closed resource | MISRA C:2012 のチェック (-misra3)

トピック

コーディング規約違反のチェックおよびレビュー

The MISRA coding standards referenced in the Polyspace Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:

MISRA C:2004
MISRA C:2012
MISRA C:2023
MISRA C++:2008
MISRA C++:2023

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