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MISRA C:2012 Rule 21.8

The Standard Library termination functions of <stdlib.h> shall not be used

説明

ルール定義

The Standard Library termination functions of <stdlib.h> shall not be used.

根拠

これらの関数を使用すると、未定義および処理系定義の動作が発生する可能性があります。

Polyspace 実装

Polyspace® は、<stdlib.h> で定義されている関数 abortexit_Exit、または quick_exit の使用にフラグを設定します。

これらの関数がユーザー定義である場合、Polyspace はその関数にフラグを設定しません。

トラブルシューティング

ルール違反を想定していてもその違反が表示されない場合、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照します。

すべて展開する

#include<stdlib.h>

void foo(){
	 puts("pushed");
	//...
	_Exit(-1);//Noncompliant
}
void bar(){
	puts("pushed");
	//...
	abort();//Noncompliant
}
void foobar(){
	puts("pushed");
	//...
	quick_exit(-1);//Noncompliant
}

この例では、プログラムを終了するために、安全でない終了関数が呼び出されます。これらの関数は、実質的なクリーンアップ操作を行わない可能性があります。たとえば、出力ストリームが閉じる前にプログラムが終了するため、出力ストリームにプッシュされたデータが失われる可能性があります。Polyspace はこのような安全でない終了プログラムの使用にフラグを設定します。

チェック情報

グループ: 標準ライブラリ
カテゴリ: 必要
AGC カテゴリ: 必要

バージョン履歴

R2014b で導入