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MISRA C:2012 Rule 17.7
The value returned by a function having non-void return type shall be used
説明
ルール定義
The value returned by a function having non-void return type shall be used 1 .
根拠
意図せずに非 void
の戻り値型の関数を呼び出し、その戻り値を使用しない場合があります。コンパイラが呼び出しを許可しているため、省略に気付かない可能性があります。ルールは、戻り値が使用されない場合に、非 void
関数の呼び出しを禁止しています。関数の戻り値を使用しない場合は、戻り値を明示的に void
にキャストします。
Polyspace 実装
チェッカーは、戻り値が使用されない場合や void
型に明示的にキャストされない場合に void
以外の戻り値で関数にフラグを設定します。
ただし、関数の memcpy
、memset
、memmove
、strcpy
、strncpy
、strcat
、strncat
は、最初の引数へのポインターを返すだけなので、フラグは設定されません。
トラブルシューティング
ルール違反を想定していてもその違反が表示されない場合、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照します。
例
チェック情報
グループ: 関数 |
カテゴリ: 必要 |
AGC カテゴリ: Readability |
バージョン履歴
R2014b で導入
1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.
The MISRA coding standards referenced in the Polyspace® Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:
MISRA C:2004
MISRA C:2012
MISRA C:2023
MISRA C++:2008
MISRA C++:2023
MISRA and MISRA C are registered trademarks of The MISRA Consortium Limited 2021.