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Invoke AUTOSAR Server Operation

基本ソフトウェアまたはアプリケーション ソフトウェア コンポーネントにアクセスするための AUTOSAR クライアント ポートの設定

AUTOSAR クライアント/サーバー通信のモデル化のために、R2014b では Invoke AUTOSAR Server Operation ブロックではなく、Simulink Function ブロックと Function Caller ブロックに基づいた、さらに広範かつ柔軟な方法が導入されました。詳細については、クライアント/サーバー インターフェイスおよびAUTOSAR クライアント/サーバー通信の構成を参照してください。ブロック Invoke AUTOSAR Server Operation および Mode Switch for Invoke AUTOSAR Server Operation は将来のリリースで削除されます。

  • Invoke AUTOSAR Server Operation block

ライブラリ:
AUTOSAR Blockset

説明

このブロックを使用して Simulink® モデルに AUTOSAR クライアント ポートを構成することで、基本ソフトウェアまたはアプリケーション ソフトウェア コンポーネントへアクセスできるようになります。このブロックを設定するには、次の手順を実行します。

  1. このブロックを AUTOSAR ライブラリから、ご利用のモデルにコピーまたはドラッグします。

  2. ブロックをダブルクリックして [Invoke AUTOSAR Server Operation] ダイアログ ボックスを開きます。

  3. パラメーターを指定して [OK] をクリックします。これにより、オペレーションのプロトタイプと一致するように入力端子と出力端子の数が更新されます。

  4. 必要に応じて、このブロックをモデル内の他のブロックに接続します。

  5. モデルを保存してビルドし、AUTOSAR 準拠のコードと XML ファイルを生成します。

Invoke AUTOSAR Server ブロックを含むモデルで SIL シミュレーションを実行すると、このブロックからの戻り引数がグラウンド値に設定されます。

Simulink はポインターのデータ型をサポートしません。オペレーションの入力引数として NULL ポインターを渡す場合は、次のようにします。

  1. 引数のデータ型を uint8 に指定します。

  2. データ型が uint8 で値が 0 の定数信号を、ブロックの対応する入力端子に接続します。

  3. クライアント/サーバー インターフェイスの XML ファイルで、データ型が uint8 の配列として引数が指定されていることを確認します。

端子

入力

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ブロックに送信される入力引数の入力信号。

[オペレーションのプロトタイプ] パラメーターは、ブロックに表示される入力端子の数と名前を決定します。信号線を入力端子に接続します。

出力

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関数が返す出力引数の出力信号。

[オペレーションのプロトタイプ] パラメーターは、ブロックに表示される出力端子の数と名前を決定します。信号線を出力端子に接続します。

パラメーター

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クライアント ポートに有効な AUTOSAR 短縮名識別子を指定します。

次の形式でオペレーションのプロトタイプを指定します。

operation(prt1 datatype1 arg1, prt2 datatype2 arg2, ... prtN datatypeN argN, ...)

  • operation — オペレーションの名前。

  • prtN.IN または OUT。データを関数に渡すか、関数から渡されるかを示します。

  • datatypeN — データ型を示すテキスト。AUTOSAR の基本データ型またはレコード、Simulink データ型または配列である場合があります。

  • argN — 引数の名前。

指定するクライアント/サーバー インターフェイスの XML ファイルの参照パスを指定します。

次のサーバー タイプを選択します。

  • [Application software] — アプリケーション ソフトウェア コンポーネントと通信する場合。

  • [Basic software] — AUTOSAR 基本ソフトウェアと通信する場合。

このチェック ボックスを選択した場合、クライアント ポートはクライアント/サーバー通信のエラー ステータスを受信します。

ブロックのサンプル時間。既定の設定では、ブロックはそのサンプル時間をモデルから継承するように設定されます。

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2009b で導入