名古屋大学と岐阜大学が産学官連携で医療AIリーダーを育成
講師と学生がAIを使って医学研究を実施
主な成果
- 工学のバックグラウンドを持たない医学生が、研究を進めるためのAIスキルを習得
- MathWorksによるトレーニング、セミナー、個別相談で、講師と学生の様々なニーズをサポート
- 発表された学術論文に見られるように、AI-MAILsプログラムの参加者は、学んだスキルを活用し、医学研究にAIを適用
2020 年、名古屋大学と岐阜大学は共同で「メディカル AI 人材養成産学協働拠点 (AI-MAILs) 」を立ち上げました。本プログラムは、医療従事者にAIの理解と知識を提供し、医療応用や臨床現場における AI の重要性を強調することを目的としています。このプログラムは、医療サービスの質と効率を高め、患者の現在および将来のニーズと期待に応えるために必要なAI開発のスキルを参加者に習得させるものです。
AI-MAILs プログラムでは、すでにデータ分析に MATLAB® を使用していました。授業で MATLAB を使用するだけでなく、同プログラムは MathWorks によるトレーニング、セミナー、個別相談も提供しました。この連携が特に有益で、参加者がセミナー後に講師にフィードバックを提供できるようになり、講師はそのフィードバックを後続のセッションに反映させました。
このプログラムは、臨床で見いだした課題に、AI を活用した研究を行いたいが進め方がわからない参加者を支援します。教育的な成果は、すでに研究プロジェクトに応用され、学術論文として発表されています。プログラムの責任者たちは、今後もMathWorksと協力していきたいと強く望んでいます。